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幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う【完結済】  作者: みどりの
第一部 十四章 小烏道場奮闘記? 竜王旗剣道大会!
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第210話 勃起した硬い男根のメタファーが「刀」

 小烏こがらすの刀剣女士としての活動は順調でプロデューサーをしている俺の方にたまに仕事というかコラボみたいな話がメールで連絡されてくることがある。

 だからそのメールが来た時に俺はいつものようなダイレクトメールの類かと思った。


「小烏様へ 竜王旗剣道大会開催のお知らせ」そうタイトルに書かれたメールは6月の天皇誕生日に行われる竜王旗剣道大会の運営委員会からのものだった。

 そう、こっちの日本はすでに女系天皇が認められており、礼和天皇は女性で6月15日が誕生日なのでその日が国民の祝日となっている。

 竜王旗剣道大会はオープン参加で日本全国どこからでも5人一組で参加できる剣道大会。

 ちょっと変わっているのは大学生までの自由参加の大会で男女混合チームの参加が可能であるという点だった。出ようと思えば中学生のチームさえ参加可能なのだ。


 この貞操逆転世界は刀剣女士ブームもなければ刀剣ブームもなく剣道も元の世界より廃れてしまっているので、いろいろと工夫して参加チームを増やすように動いてきてこのような形になったらしい。

 あんまり勝手な想像をするのはどうかと思うが、刀というのはフロイト的には男性器の象徴になるのでこの世界の男子は精神的に強い刀を求めていないのではないかと思う。勃起した硬い男根のメタファーが「刀」だとするならば、この世界の男性にとっては刀はコンプレックスになりかねないと思う。


 まあそんなことは置いておいて小烏が有名になったことによって、小烏が参加することによりメディア露出や参加者が増えることが見込めるという大会主催者の狙いは分からないものではなかった。

 実は小烏に関しては強いという噂とかたばかりで大したことはないという噂の二つが拮抗しているような状況が生まれていた。

 これは1年生の頃の小烏がエースになってしまうようにうちの剣道部が弱小であること、インターハイのルールが総当たり戦で個人の強さがチームの強さにならないことなどが理由で大会で全勝であるにも関わらずチームとして結果を残したことがないことが相反する噂を呼ぶ理由になっていた。


 この竜王旗剣道大会は勝ち抜き戦、つまり小烏を先鋒において小烏が勝ち続ければ優勝だって狙える大会になる。

 大学生まで参加する大会だし、男子もいるわけだからそこまで簡単に優勝できるなんて思わないがもし優勝できたなら小烏道場の存続にむけてこれ以上ない成果となるだろう。


 家でメールを受け取った俺は小烏に電話をかける。


 プルルルルル プルルルルル プルルルルル プルルルル ガチャ


 何度か呼び出し音が鳴ってから小烏が電話をとる。

『どうした恭介。電話をしてくるなんて珍しいな』

「ああ、明日学校でも良かったんだけど刀剣女士の関係で俺のところにメールが来ているから早めに報告しておこうかと思って。そういえば今大丈夫だったか?」

『ああ、恭介が選んでくれたこの()()()は防水と聞いているからな。問題ない』

「ん? ああ、確かに小烏が機種変したスマホもiPhoneだから防水だけどそれがなにか?」

 そう聞いたタイミングでチャプンッという水音を小烏のスマホのマイクが拾って俺の耳に伝えてくる。高音質で聞こえた水音、防水だから問題ないというセリフ。


 俺の推理が間違ってなければ小烏は今お風呂の中で電話している!?

大きなイベントとしてはここから始まるイベントが最後のイベントになります。

最後までお付き合いいただけると幸いです。


↑という後書きをカクヨムではつけていたんですけどさらに第二部が始まっちゃうのでした。

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