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幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う【完結済】  作者: みどりの
第一部 十章 初めてのパジャマパーティー? 皆が泊まりに来てくれた
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第159話 作り過ぎたからおすそ分け(陽菜視点)

「陽菜っちズルい、有罪」「師匠はずるいんだよ、まるもここに住むんだよ」「これは流石に羨ましすぎだわ」「恭介とあんなふうに笑顔で手を振り合えるとか、これが幼馴染というものか」

みんなが一度に私につめよってくるので上手に返せない。


 いや、私もちょっと前まで全然やり取りなかったんだけどね。ついでにまるちゃん「エロ師匠」から「エロ」が取れちゃったから「師匠」になっちゃったんだね。私何の師匠でもないけどね。


 カーテンが閉まったので仕方なくみんなが一階に降りる。カーテンを閉めて貰って良かった。

 下手したら晩ご飯を私の部屋で()()()()()()()()()()をしながら食べることになるところだった。


 晩ご飯のお料理がいろいろと作りすぎているので多々良家におすそ分けしに行くことになる。ある目的と理由があって私たちのお泊り会は恭介くんに内緒にしてあるので私が持っていくことになる。

 ブーブーとブーイングしてくるみおちゃんがいるので、お母さんがそれなら私がとか言いだしそうなので逃げるようにおつかいに行く。


 ピンポーーーーン


 多々良家のチャイムを鳴らす。ガチャ、恭介くんが出てきてくれた。気のせいでなければ背中にすごく視線を感じる。めちゃくちゃ見られているから言葉が上手く出て来なくなる。


「こ、これ……作り過ぎたからおすそ分け」

「おお、ありがとう。すごく旨そうなローストだな。牛のローストかな?」

 背中からものすごく嬉しそうな気配がする。

「ううん、それは鹿のロースト。ジビエなんだよ。こっちはカツオのたたき。藁で焼いているの」

「すごい本格的だな。作るの大変だろうにめちゃくちゃ丁寧に焼いてある。これは凄いな」

 いつもは冷静なのにめちゃくちゃテンションが上がってはしゃいでる人がどこかにいるみたい。


「うん、明日の朝はいつも通りでいいの?」

「ああ、また明日もよろしく。じゃあおすそ分け本当にありがとう。()()()()()にありがとうって伝えてくれ。また明日」

「恭介くんもまた明日」


 家に帰ってご飯を皆で食べたけどすごく美味しかった。きっと恭介くんも美味しく食べてくれただろう。

 う~ん、私のせいなのかな? 全部バレちゃってる気がする。だったらジャンケンでおすそ分け持っていく人を決めてもよかった気がするよ。

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