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幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う【完結済】  作者: みどりの
第一部 十章 初めてのパジャマパーティー? 皆が泊まりに来てくれた
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第157話 二人が額を押さえてうずくまって(陽菜視点)

「ええ~、今まで私ずっと陽菜ちゃんのことをうちの学校で一番進んだ子だと思っていたけど誤解だったの?」

「いや~、たまにおかしいなって思うことはあったけど小さい頃のエロ師匠のイメージが強すぎて……手術後は「エロ()()」になったと思っていたし」

「エロ師匠がエロ師匠じゃなかったんだよ!? まるはこれからなんて呼べばいいんだよ?」

 いや、まるちゃんは普通に陽菜って呼んでくれればいいから。


 付き合いの長い三人が心底驚いた顔をしている。人格が入れ替わっていることをバレたくなくて演技してたから三人の中での認識がとんでもないことになっていたみたい。


「う、うん……なんだか本当のことを知られたらガッカリさせちゃうかと思って見栄をはっていたの。《《くちだけばんちょー》》だったの」

 意味は違うかもしれないし、一度も自分で自分の体験談の話をしたことなんてないから勝手に誤解されただけではあるんだけどね。


「そっかー。あーし今日は陽菜ちゃんと猥談わいだんするのを楽しみにしてたんだけど、ひょっとしてそういう話苦手だった?」

 みおちゃんが確認してくれる。私が頷くと、そっか、いろいろ聞いてみたいこともあったのにといっているみおちゃんに対してお母さんが台所でアップを始めている。

 確実にみおちゃんに悪影響が出るからお母さんはどうにかしないと。


「そっかー、あーしだけが経験あるんだ……童貞は処女には荷が重いから恭っちのことはあーしが一肌脱ぐしかないか」

 みおちゃんが言い切るか言い切らないかのうちに椅子に座ったみおちゃんの両側からしずくちゃんと小烏こがらすさんが肩を押さえ、正面に回ったまるちゃんが頭突きをかました。


 ゴチンッ


 すごい音がしてみおちゃんとまるちゃんの二人が額を押さえてうずくまっている。


 ツッコミが追い付かないよ~……助けを求めてお母さんの方を振り返ると「私でもいいわよね~」とかつぶやく声が聞こえる。ダメだこの人どうにかしないと。


 ロープでくくって寝室に転がしておくか、庭の物置に閉じ込めて鍵をかけるかを真剣に検討を始める。

 そうだ! 恭介くんにお願いして一晩預かって貰ったらどうだろう……って一瞬いいアイディアだと思ったけど一番ダメなやつだった。恭介くんの危険が危ない。


 とりあえずみんなで晩ご飯を作ることにして一回仕切り直すことにした。

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