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幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う【完結済】  作者: みどりの
第一部 十章 初めてのパジャマパーティー? 皆が泊まりに来てくれた
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第154話 エロ師匠は頑張り屋さんなんだよ(陽菜視点)

「今日の姫川はずいぶんと情緒豊かだな」

 ああ、なんだか小烏こがらすさんがドン引きしてる?

 ううう、違うもん。私は変な子じゃないもん。


「まあまあ、陽菜ちゃんだってテンションが上がっちゃってるのよ。陽菜ちゃん、心臓のこと話していい?」

 しずくちゃんが確認してくれる。私は頷く。


「小烏さん、陽菜ちゃんって実は中学1年生の時に心臓移植してるの。

 今でこそこんなに元気だけど小学生の頃はすごく体が弱くて病弱で、友達はそれこそ私達クラスメイトと恭介さんくらいしかいなくて。だからいつも近所の恭介さんと遊んだりおちんちんの写真を撮ったりしていたの」

 おちんちんの写真の部分余分!


「だからそれまではお泊りとか出来なくて、手術後は私達ともちょっと距離が出来ちゃっていたからこうして友達と仲良くお泊り会なんて生まれて初めてだからテンションが上がっちゃってるの。

 ちなみに今は体は健康に近いんだけど、移植した心臓の拒絶反応を抑えるために毎日免疫抑制剤を飲んでるから病気には注意しないといけないの」

 しずくちゃんが説明してくれた。自分から言いにくい部分もあるけど本当に過不足なく説明してくれてありがたい友達だと思う。後ろでうんうんとコクコク何度もうなずく私。


 小烏さんが説明を聞いて頷いている。

「なるほど、恭介のやつがよく姫川のことをすごく大切なものを扱うように、それこそお姫様を扱うようにしているのはそういう面もあるのだな」

 お姫様なんて……ちょっと照れて真っ赤になっているとみおちゃんが私をギュって抱きしめてくれた。


「陽菜っちは私たちのエロ師匠でお姫さまだから」

 エロ師匠は禁止だけどなでなでしてくるみおちゃんが優しくて抗議をする気もなくなって黙ってしまう。


「エロ師匠は頑張り屋さんなんだよ。勉強とかお料理とかすっごく努力してるんだよ」

 反対側からまるちゃんがしがみついてくる。背が低い私よりもちょっと低いからおっぱいに顔を埋められてくすぐったい。エロ師匠は禁止……だけど今は許しちゃう。


 正直まだ玄関から移動も出来てないのに泣いちゃいそう。

 見かねたお母さんが助け舟を出してくれる。

「夜までたっぷり時間があるんだからリビングに移動してゆっくりしましょう。陽菜ちゃんと恭ちゃんのアルバムもあるから。昔のしずくちゃん達も結構写ってるわよ」


 お母さんは相変わらず恭介くんのことを「恭ちゃん」って呼んでるのは気になるけど、今日は女子高生ギャルの格好を阻止して普通の格好をさせられただけでも満足だよ。私は頑張った。


 自分で自分を褒めてあげたい。

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