表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染を寝取られたが貞操逆転世界でハーレムを作って幸せになりたいと思う【完結済】  作者: みどりの
第一部 九章 桜祭りは大忙し!? 時間単位のスケジュール?
133/331

第133話 頭が痛くなりそうなスケジュール(陽菜視点)

 恭介くんとラインのやりとりをしていたら日曜日のスケジュールを送って来てくれた。

 なんだろうこのスケジュールは。


 07:00  ランニング(陽菜)

 10:00  祭りを散策(ゆうき)

 12:00  奉納舞&剣舞(小烏、撮影・藤岡+さんご先輩)

 13:00  花見・昼食(小烏、藤岡、さんご先輩)

 15:00  祭りで買い食い(丸川)

 16:00  茶会(岩清水・琴乃刀自)

 17:30  荷物運び(さちえさん)

 18:00  花見(多々良家・姫川家合同)


 見ているだけで頭が痛くなりそうなスケジュール。なんで一日中女の子とデートし続けているのだろう。(一名男子だけど女子扱いでいいと思う)


 多分恭介くん自身に悪気は全くないんだろうけどこれを送り付けられて私にどうしろというのだろうか、う~ん。

 こそっとうちのお母さんの名前が入っていることも気になる。

 あとあと、私だけが日常的な行動でみんなのは実質デートだしずるい。


 これを送ってきたうえで「剣舞では俺も舞台に上がるから時間があったら陽菜に見守って欲しい」とか書いてくるからたちが悪い。皆に同じこと言ってるのかもしれないけど。

 一応分かってはいるのだ。私は恭介くんと付き合っているわけじゃなくて私の片思い。だから恭介くんが誰と付き合おうが文句を言う権利はない。


 恭介くんから見たら私は疎遠だった状態から普通に遊ぶようになった幼馴染(私にとっては幼馴染としては別人だけど)という相手に過ぎないんだろう。

 でも、頑張るって決めたから。まずは出来ることを……日曜日の夜は頑張っておしゃれをしていこう。


 書きかけていた今日の日記の手を止めて恭介くんとのやりとりをしていた私はメッセージを終えて日記に向きなおることにする。




(陽菜の日記)

 2023.3.20(月)

 恭ちゃんへ

 今日は終業式でした。恭ちゃんも春休みに入ったころなのかな? そっちの世界も桜は綺麗?

 小さい頃に恭ちゃんに手を引かれて川沿いの公園の桜並木の下を歩いたことを思い出しています。


 そうそう、今週の日曜日に桜祭りがあるんだけど、恭介くんがちょっと酷いんだよ。

 今日は愚痴を聞かせちゃって悪いけど恭ちゃんに愚痴を聞いて欲しい。

 だいたい恭介くんは女の子に優しすぎる。私に優しくしてくれるのはすごく嬉しいから優しいこと自体は凄くいいことなんだけど私にだけ優しくしてくれればいいのにっていつも思っちゃうの。


 う~ん、これって私が欲張り過ぎなのが悪いのかな? でも恭ちゃんもすごく優しかったもんね。クラスの男子も女子も恭ちゃんのことが大好きだったから。

 今もしも私が恭ちゃんのそばにいたら、恭ちゃんのやさしさにヤキモキしてたかも。でも恭ちゃんは私のそういう気持ちにきっと気付いてくれるよね。


 恭介くんはいつになったら私の気持ちにきづいてくれるのかな。


 それじゃあ明日も朝から恭介くんのランニングに付き合うから早めに寝るね。

 それと春休み中はしずくちゃんと小烏こがらすさんには悪いけど、抜け駆けしてお弁当を作っちゃおうかと思ってるんだ。


 私お料理すごく上手になったんだよ。恭ちゃんにも食べて欲しかったな。

 それじゃあお休みなさい。

地味に陽菜の日記の本文初登場!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ