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ああ。尊い

 あ〜マジ可愛い!


ストレートの紫の髪に鋭い眼光の中にあるきれいな碧の瞳。一度でいいからその目ににらまれたい!


それに対してゆるふわな金色の髪に大きくぱっちり開いた碧の瞳一度でいいから微笑まれたい!


紹介が遅れました。私は今異世界小説にものすごくハマっている通りすがりの者です。

今読んでいるこれは悪役令嬢と主人公が姉妹という設定のものです。

同じ人を両親に持つ正真正銘の姉妹です。でもその姉妹の妹が姉の婚約者である皇太子に惚れられたことにより国を巻き込む姉妹喧嘩に発展していってしまうですよね。

要するにクズ系皇太子がすごくムカつく話なんですけど何より二人共めちゃカワなんですよね!


途中で終わっていてまだ続きが投稿されていなくてもう三年も立つんですけどね……。だが作者はきっとまだ私達を見捨てていない!……はず。

思わず小説について聞かれたときの説明を熱心に考えすぎていました…

目の前に車がありますね。わあ。結構近いな〜。うん。これは死んだな。もう潔く死ぬ!これが通りすがりの者よ!

あ、でも小説最後を知らない。

これが唯一の未練かも


というのが私の最後。思い出し方はチョー簡単。頭を打つのです。鉄板ネタですね。庭で頭を庭のよくわからん石像に強打。額に傷はできなかったけど。

それから3日後、私は目覚めました。そしたら前には推しの悪役令嬢カトリーヌ・アヴェーヌ様が今の前にいたのです。内心叫びたい!キャー。そして私は気絶しました。鼻血を吹いて。推しの前で鼻血を吹くなんて恥ずすぎる。


次は案外すぐに起きて自分の状況整理を。

・前世 《通りすがりの者》

・今世 《セリーヌ・アヴェーヌ》

 公爵家の三人の娘のうちの真ん中。姉はカトリーヌ・アヴェーヌ。妹は母のお腹の中。病弱な深窓令嬢。


アヴェーヌ?

悪役令嬢カトリーヌ様がお姉ちゃん?

主人公クリスチーヌ様が妹?

私は誰?

流石にすぐに喜んで浮かれまくりませんから。内心浮かれまくってるけど。でもそんな罠には引っかかりませんわよ。なんてたって私転生小説も読み漁りましたから。ここで喜んだら皇太子に惚れられたりするのは知ってますもの。こんなことでお姉さまと対立なんてしませんわ。この罠に危うく引っかりかけましたがお姉さまとクリスチーヌと仲良く楽しく暮らしますからこんなものには引っかかりませんわ。


「おーほほほほほーー。」


セリーヌの高笑いは十五分ほど続きメイドには病弱お嬢様の気が狂ったと言われ母はそれを聞き倒れ、父は遠い目をし、カトリーヌは固まったそうな。

そしてたまたま屋敷に訪れていた皇太子はそれを目撃し頬を赤らめたそうな。


読んでいただきありがとうございます。

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