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案内役

案内役


ここからはクラスメイトとは別々に行動することになった、もちろん岩田陸尉と奥様は俺と一緒に、母と妹そして宇宙人の2人は米田達が案内を買って出た。

少し魂胆が見え隠れするが、まあ母がいればそれほど心配することもないだろう。


「ところで岩田さんは先の合同訓練に参加していたのですよね」

「なんでそのことを?」

「だってUSA側の情報では宇宙人が逃げたのはハワイ沖だって言ってましたからね」

「どこから…そうかまさか例のアプリ?」

「いいえ普通にUSAの情報ですよ、あちらにも情報サイトはありますから」

「ええと何のこと?」春菜

「ああ話してもよろしいですか?」

「ああ構わないよ彼女も元陸自の隊員だから」

「ええとUSAでの宇宙人騒ぎは知ってますよね」

「ええテレビで見たわ」

「あの後宇宙人は西へ逃げたと向こうの情報筋で軍部からリークしているんですよ、そしてその経路まで出てたりするんです」

「…」

「その後、日米合同演習硫黄島作戦でしょ」

「お見通しか…」

「まあここまでは誰でもわかりますよ、でも岩田さんは僕に何か聞きたいんですよね」

「ああ…これは僕の勘でしかないんだが、怒らないで聞いてくれるかな?」

「はい、良いですよ」

「宇宙人をやっつけたのは君じゃないのか?」

「まさか~どうやって硫黄島まで行くんです?」

「だよな~」


百キロどころか2千キロ近く離れた離島まで行き帰って来られるような移動手段が、普通の高校生にあるわけがない。

それこそ空間転移装置を手に入れ座標を指定し現地まで移動できたり、ジェット機を利用して時速5百キロ以上で空を移動できたりしなければ無理な話だ。

普通の人ならばそう考えるだろう、だが宗助はやはり岩田陸尉の勘が当たっている事が少し気になりだした。

いずれこの人には自分の事がばれるのではと、だがそれを隠すための材料が今のところ宗助には思い浮かばない。

校舎の中を案内がてら3人で進んでいく、2階への階段を上がると左へ通路を進み2つ目の教室が2年3組、宗助たちの教室だが入口の向こう側では思いもよらない出来事が起こっていた。


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