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ラケイスインUK

ラケイスインUK


今日は土曜日、朝から準備は進めているが着ていく服でなぜかもめていたりする。

ラケイスの着る服もかなりの数購入したのだが、それだけでは足り無らしい。


「向こうの大臣に会って挨拶したらすぐに帰って来るんだけど」

「UKでしょ晩餐会に呼ばれたのよね」

「宗ちゃんドレスコードはちゃんとしないと」ゆりな

(わたしもいっしょにいきたいんだけどな~)

「この服では行けませんか?」ラケイス

「だめよ」


買った服の中にはそのような物は無く、結局母が急遽作成したドレスを持っていくことにした。

もちろん俺はスーツを持っていくことになる。

久々のUKだが向こうではモリソンさんが案内してくれるらしい、そういえばミランダが会いたいと言っていたと聞いたが。

なんだかそこだけイヤな予感がしたりする。


「準備できた?」

「これでいいわ」母


俺の両手には荷物がにぎられているが、ラケイスは手ぶらである。

まあ荷物の取手に手が届かないからと言うのもあるが、車輪付きのスーツケースに入っているのはドレスコードで指定されているドレス以外にも下着などが詰められている。

これは本来UKに行く旅行で持っていく量ではないことは確かだ。


「じゃあ屋上からジャンプしよう」


座標は以前訪れたことがあるモリソン邸の庭、今はモリソン氏がUKにいるときだけ使用している。


「向こうは昼なんだよな」


7時間から8時間の時差があるので日本で午後6時であれば向こうは朝9時頃。

晩餐会は午後6時からなのでこちらを夜8時頃に発てば向こうの昼過ぎに到着という事になる。

付いてすぐどこかの省庁に連れていかれるのだろうけど、あまり正式な会合には出たくないというのが本音だ。

どこかの王様に会わなければいけないとかいうのは絶体に勘弁してほしい。


「それじゃ掴まって」

「はい」ラケイス

「シュン」


一応光学迷彩システムを起動させておくことは忘れない。

何処にカメラがあり誰に視られてしまうのか分からないのだから。


「シュン」


一瞬で景色が変わるとモリソン邸の庭には季節の花が咲き乱れているが、どうやら天候はそれほど良い分けではなさそうだ。


「来たな」

「お久しぶりです」

「久しぶり、こちらが噂の」

「ラケイス神王です」

「モリソン・ウィリアムですよろしく」

「それじゃ荷物は車に乗せて、まずはエネルギー省へ行こう、そこに他の大臣も集まっているんだ」

「分かりました」


彼の家にある旧型の4WDはラケイスの身長でも天井が気にならない。

元々モリソンさんも結構背が高かったりする。


「バタン」

「ブオン」


車は一路首都ロンドン、各省庁の建物が密集するエリアへと向かった。


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