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ゼロイス神王

ゼロイス神王


この中では一番年配であり年齢は地球の単位で528歳、顎と口に白いひげを生やしているが。

身長は4メートル近くもあり筋骨隆々のご老人と言った風体である。


「今日はごちそうになった、婚姻の儀が決まったら教えてくれ」ゼロイス

「はいゼロイス神王」

「じゃ~ね~」アマテラ

「飯はうまかったがショックだ」ヒュプロス

「ほら言った通りだったろう」シェイロン

「楽しみな音」マリリス

「私は去る」フライヤ

「…」バルカス

「これから楽しみだな」アーレス

「なるほど見た目では分からぬな」アバリマ

(あれはバリアか、それとも能力の無効化か、まあどちらにしても能力があるのは分かった)


宴が終わりそれぞれが統治している国へと帰っていく。


「シュン」

「シュン」

「タタタ」


瞬間移動というより跳躍、まるで飛ぶように走る惑星YAKの神王たち。

中にはテレキネシスを使用して空を飛んでいく者も数名いる。


「おおそうだ、また薬を処方しておいてくれ」ゼロイス

「分かりましたわ」

(それとおぬしの妹にもよろしくな)

(はい)


ゼロイスにはラケイスが作った人工生命体ラケインの事はばれているようだ、まあそのぐらいのことがわからないようではこの星の長老格としての威厳など保てはしない。

それに彼にはほぼ未来の事など分かっているようだった。

もしも未来が惑星YAKに不幸をもたらすのならば、神王は黙って見ていることなど無いのだから。


「そうだ、今度来たときは私の神殿にも寄ってくれ」

「分かりました」

「うん、ラケイスもなかなかどうして」

「なんです?」

「なんでもないぞ、ふはは」

「バシュン」


身長4メートルの巨人が地を蹴り疾走する図はまるで漫画のようでもあるが。

この星ではこれが普通なのだろう。


「ラケイス様」

「こんなものが」

「手紙?」


誰がよこしたのか分からないが11人の神王の誰かだと思われる。


《愛しい君、あなたの右に立つ男となるために用意するはずだった星はあと少しで手に入る、それまでまっていておくれ ロマンテ神王》

「そういうこと…」

「どうした?」

「ロマンテ神王が他の星へ侵略を仕掛けている理由が分かったわ」


全く男というやつは、いや宗助も大して変わらないのかもしれない。

女心を射止めるのは何も高価な宝石や、使いきれないほどのお金ではないのだが。

この星ではまだ財力や地位が物を言うという事なのだろう、地球人も大して変わらないのだから何とも言えないことではある。


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