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臨海地区の倉庫

臨海地区の倉庫


この地区には昔から倉庫群が並んでいる、港からの荷物を運びやすく。

湾岸線に沿って埋め立てられた広い土地があるからだ、どこかのアミューズメントパークもこの地域に有ったりする。

その倉庫群の一つに森山胡桃は連れてこられたのだが周りには数人の男達。


「そこに座れ」

「手錠は?」

「必要ない」

「目隠しも手錠もしなくていいなんて、すぐ逃げられるんじゃないの?」

「そうでもないが」

「フン」

「な 何 すんのよ!」


どうやら一人超能力保持者がいるらしい、その力を使って胡桃を縛り付ける。


「能力者…」

「そういうことだ」

(まずいわ、これでは逃げ出せない)

「暴れなければ何もしない」

「グ ウ」

(まるで体中を縛られているみたいだわ)

「シェイシェイ」

『トーチー』

(TVカメラ、何を撮るの)

「少し我慢してくれればいい」


超能力によって縛られてしまった胡桃だが、今から彼らが何をするのかは語られない。

だがこんなことをしてどうするつもりなのだろう。

カメラで何を撮ろうというのか、体は身動きが取れないが、別にそれ以上何をするでもない。

その後数十分、全員が沈黙したまま時間が過ぎる。

そして案の定GPS機能によって場所が特定され、警察とカレン隊によって救出作戦が行われようとしていた。

既に現場にいた数人のカレン隊、現在は自衛隊の宇宙防衛軍と共に日本で特殊任務を行っている。

そして最近増えてきた特殊犯罪に対応すべく警察とも連携することになった、特殊犯罪防衛班(特防)もこの件を解決すべく動き出した。


「ガタン」

「どうした騒がしいぞ」


倉庫の外で激しい音がする。


「バン バガン」

「ガラガラガラ」

「なんだ!」

『この建物は包囲した、中にいる者は手を挙げて外へ出なさい』


拉致の警報を聞いて増援を待って踏み込んでは見た物の、なんだか様子がおかしい。


「バタン!」

「警察だ!」

「全員動くな!」

「要救助者確保!」


誘拐事件のはずだったが、この事件はおかしな方向へと向かって行く。


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