スキルロボで脳内通信
スキルロボで脳内通信
買い物が無事に終わり、女子は本日の戦果を自慢する時間帯へと移行する。
彼女達が全員脳内通信を取得すると、宗助が割って入ることなどできないと言っておこう。
まあいつかはバレる事、朱里と平太がなぜうちにいたのかも含めて。
他の家では考えられないような出来事が多々あるのに、なぜか皆が普通に生活している事とか。
そして我が家には色んな人がやって来る、自衛隊も含め彼ら全員が普通の人ではないのが一目でわかる。
超能力が無くても、外見からしてどこかの国の重要人物であることぐらい勘の良い子ならすぐにわかるだろう。
《これがブラというやつか、面白い感覚ね》
《大きいね、私よりでかくない?》エミリア
《背が高いからね》
《えーと やっほー》
《妹とやらですか?》
《兄がお世話になってま~す》
《世話になっているのは私の方です、心配事は解決しましたか?》
《はい、もう大丈夫です》
《良い兄妹ですね》
《そうでしょ》
《私には生まれた時から兄妹と呼べる存在など居ませんでしたから、うらやましいです》
何故かラケイスの昔話へと突入する、いくつかの情報は地球人には理解できないが。
宇宙人がどのような暮らしをしてきたのかは、愛菜にもわかったはずだ。
《王様なんだ》
《王様じゃなくて神様な》宗助
《同じことじゃん》
《この世界での立場は同じようなものです》ラケイス
《それでこれからどうするの?》アイリーン
《ラケイスはどうしたい?》
《この国の王とやらに会って話をしたいが、そなたも王の一人なのでしょう?》
《そうなの?おにい》
《えーと、もしかして惑星RIZの事かな…》
《その事もあります、いずれ我らの星でも問題になるでしょう》
《こっちの責任者、国は違うけど4人ぐらいにはすでに話してあるよ》
《不思議なものです、星一つの主となった者が下々の生活を楽しんでいるのだから》
《どゆこと?》
《宗ちゃんは最初に攻めてきた星を自分の力で制圧したの、それでその星は今味方になっているんだよね》百合奈
《そうか、朱里ちゃんと平太君の星はお兄が解決したんだね》
《それしかやりようが無かったからね》
《やるじゃん》
《そして今度は他の星から攻撃を受けたわけね》アイリーン
《まずはこの星の一番強い王に連絡をしてみるよ》
一番強い王=USAの大統領になるわけだが。
どうやって彼女を連れていくか、どこで謁見するかは話し合わないといけない。
父を残して女子全員に能力の付与を進めることができたが、父に本当のことを話すのはまだまだ先になりそうだ。
一応CNのスパイ、リーさんは転送実験の方へとデータ取得のターゲットを絞る形になり。
近日中に宗助の通う大学へと留学するための準備を始めているという。
そのうち宗助の所へ相談してくるに違いない、だがこの状況についてCNのスパイの目にはどう映るのだろうか。




