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UKの対応

UKの対応


モリソンさんのいるUKイギリスではSVR(超能力者)が総出でガイアギアに対抗していた。

数人は宗助の作成したアプリなどを使わず、自力で無力化に成功していたのだからその能力はさすがだと言える。


「奴らスマートじゃないな」ジョン

「超能力者だというから期待していたがそれほど能力は高くないようだ」モリソン

「ハッキング能力でほとんど動きを止めることができたな」カミュ

「多重能力者と聞いていたが、影響を受ける範囲が狭かったな」ポール首相


モリソン氏は短距離の瞬間移動能力だが、現在はその距離が数倍になっている。

どうやら超能力をアップグレード化する特殊なプログラムを開発したらしい。


「ようやく能力開発のプログラムも軌道に乗ったのが功を奏したようだ」モリソン

「特に精神系の能力開発には80%の効果が見られましたからね」ジョルジョ

「まあ日本の彼の働きもあったからな」ポール


いくらUKサバイバーが優れていても各都市に現れたガイアギア全てを相手にするのはそう簡単な事ではない。

宗助の作ったアプリは精神操作系の能力者がいなくとも、ガイアギアの中枢回路を乗っ取ることができる。

UKも日本と同じように他の地域より早くにガイアギアを殲滅、または撃退することができたようだ。


「叔父様、ママから電話です」ミランダ

『ハイ、モリソン次はどこ?』マーサ

『もう終わったのか?』

『オフコース』

『それじゃ任務は終了だ』


ロンドン市内や宮殿のある地区に10機近くが集中して飛来したガイアギア。

当然のことながらそこにはUKサバイバーの精鋭が100人以上投入された。

もちろんこの地区には普段から50人以上のサバイバーが政府のオフィスで仕事をしているのだから、早いうちに撃退できたのは当然だ。

普段から対超能力戦を経験しているのだからこのような状況下でも、すぐに対応できるUKサバイバー恐るべし。


「ねえ叔父様、宗助はいつ来るの?」

「そのうち来ると思うが、彼は今回のことでまた忙しくなるだろうな」

「なんで?」

「敵のガイアギアがまた襲ってこないようにしなければならないだろう」

「宗助が止めに行くってこと?」

「ああ、なんせ彼は救世主らしいからね」


どうやらモリソンさん迄、宗助のことを救世主として認識しているらしい。

まあそれは仕方がないことだろう、数か月前に彼の娘であるアイリーンとエミリアにロボスキルを施したのだ。

当然のことながらその話はモリソンさんへと伝わっただろう。

まあ、モリソンさんは宗助のことはどうやら娘達の親友であり、UKにおいて信頼できるパートナーだという建前で周りには説明しているらしい。

娘からは救世主であると言われて、額面通り受け取るとどこかの宗教団体から苦情が来るだろうから。

自分の娘だけではない、宗助と出会う人は皆その力に引き寄せられるかのように、彼の虜になってしまうのかもしれない。


「それじゃ私の方から行くことにするわ」

「それじゃ彼に伝えておくよ、ミランダの事をね」

「叔父様大好き!」

「頼むから私に魅了の力は使用しないでくれよ」

「しないわよ!」


魅了チャームと言う能力は訓練すると精神操作能力へとアップグレードする。

彼女の能力も今は1年前より強くなり、目を見るだけで相手の関心を引き付けることができるようになった。

精神操作にかける第一条件、自分にのみ集中させること。

ミランダは宗助をはめるために裸にまでなったことがある、もちろん失敗したのだが。

その時より超能力は強化されたらしい。

今回のガイアギア対策にも参加しており、予知能力と精神操作能力を使用して味方の補佐をしながら3体ものガイアギアを単独で撃退して見せた。

ちなみに現在彼女は日本の大学へ留学する申請を出しまくっている、もちろん第一希望は東教大学だ。


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