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大侵略

大侵略


彼らの戦争の仕方は一方的なものだ、武器はガイアギアに搭乗しているヤコブ人の超能力。

地球のような話し合いから始まる交渉などは一切ない、惑星に転移したならば最初にすることは破壊のみ。

どうやらライズ族のデータを参考にしている節がある、確かに戦神ザロスと話した時も侵攻を止めるような事など無かった。

ライズ族がなぜ破壊を重点的に行うよう戦争プログラムを組んだのか、要するにそれが惑星を乗っ取るのに一番てっとり早いからだ。

ヤコブ族はそのデータをもとに惑星侵略を計画しているようだ。


【取りつきました】

【よし潜入】

【ハッキングします】


無力化はそれほど難しくはないが、早くしないと被害が拡大していく。


【一応出られないようにしておこう】

【かしこまりました】


面倒だが後で1体ずつガイアギアの設定を変更しなければならない。

取り敢えず近場のガイアギアは動きさえ止めることができれば何とかなる。


【次だ】

【はい】


外で活動できるリリーズは8体、それぞれに命令してガイアギアに取り付いてもらう。

内部装置にハッキングを仕掛け、乗降機能や指令系統を全てこちらの命令しか聞かないようにする。


(おい、動かなくなったぞ)

(おかしい)


何処から誰が攻撃してきたのか、操縦しているヤコブ族は動かなくなった理由を探ろうとするが。

宗助のハッキングで乗っ取られると、単独で解除するのはほぼ不可能だ。


(他の機体と連絡はつくか?)

(だめです)

(ちょっと失礼)

(なんだ!)

(男女のペアか、なるほど)


この組み合わせは片方に問題が起きた時、もう片方がカバーに入ることができる。

そして一人では足りない惑星間転送装置のエネルギーを2人分で補おうとするものだろう。

ハッキングで得られた情報にはそれらが細かく設定されていた。

そして、もう一つが通信能力テレパシーを持つ能力者が必ず同乗していることだ。


(失礼)

(な…)

(どうしたの、リック返事して!)リーナ


男性の方をロボ化して脳内の情報を見てみると、彼らは今回大型のガイアギアを利用して一斉に攻撃を仕掛けているらしい。

だがどうして地球へ侵略してきたのかがわからない。


【マジかよ】

【本当なの?】母

【ああ、奴らライズ族から得た情報を元に、開拓している星全部に攻撃を仕掛けて乗っ取りを図るつもりらしい】


しかもライズ族とは違い、地球の情報を精査してから侵攻プログラムを作成している。

都市のある場所以外はターゲットにしていないことと、生き物は放って置いて建物や器械を主に攻撃するよう命令されている。

彼らは人造の構造物が多くある場所にターゲットを絞ってガイアギアを転送してきた。


【とりあえず全部止めるしかない】

【私は愛菜の所に行くわ】

【アイリーンちゃんの所は?】

【大丈夫みたいだ、すでに公園に避難している】


それぞれに仮想外部カメラを取り付けてあるので、よほどのことがない限り助けに行くこともないが。

それよりも早くガイアギアを止めてしまわないと。


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