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記憶消去

記憶消去


いつものように4人の記憶は消去して置く、そして二度と俺に近寄らないように。

近寄れば足がすくみ腹痛が襲うと言うおまけまで付けて、この場を立ち去るように命令する。


「何をしたの?」

「帰ってもらっただけだよ」

「夢遊病の様だわ」

「君もそうなりたい?」

(ブンブン)首を横に振る

「君には帰って上司に伝えてもらう、既に顔は分かったからね」

「え?」

「君達の脳を操れるってことは、その記憶を手に入れられるって事だよ」

「今はフランスにいるのか、やはりCNからの命令みたいだね」

「あなたはいったい何者なの!」

「学生だよ、今はね」


多分こういった事が定期的にあるのだろう。

それは仕方がない事なのかも知れない、だからと言って何度もやって来るおバカな人たちにはいずれきついお灸を添えてあげる必要がありそうだ。


「東アジア担当局長、ヤオ・フウシェン、彼に邪魔をするなら痛い目に合うって言ってくれるかな」

「そ そんなこと言えないわ」

「じゃあできるだけ長引かせてもらおう、できるだけ報告を遅らせてじらすようにね」

「なんて人なの…」

「このぐらいは当たり前だよ、人の言うことを絶対信じない人たちだし、どうせここでのやり取りも信じないだろう、じらせば今度は本人が直接来るはず、全て物事は嘘と脅しとなんだっけ」

「そうそう袖の下だった、大人って汚いよね」

「…」

「じゃあこのくらで良いかな?」

「好きにして」

「あなたには二度と会わないで済むことを願うよ」


彼女をその場に残して俺はレストランを後にした、だがこの日はなんて日なのだろう。

外へ出ると今度はなんと公安調査庁の調査官が俺を待ち構えていた。


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