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フィギュアの数

フィギュアの数


現在棚に飾られているフィギュアは10体以上、実際はその倍保有しているが現在は10体をロボ化して活動中。

2体は惑星RIZに常駐して惑星YAKからの侵攻を防ぐ役割を担っている、有事の際にはすぐ連絡をくれるように命令してある。

2体は父とアイリーンにそれぞれ護衛として配備、5体目はメアリーさんを尾行している。

残る5体は交代要員として待機中。

ほとんどが光学迷彩機能を使用して任務にあたっている為、その姿を普通の人たちが見つける事は不可能だと思うが。

たまに超能力を持つ人が見つけてしまう場合がある、そして噂になるのだ妖精を見たと。


【主様、UKで行動していたこと多分ばれていたかもです】ルミナス

【映像ではそんな場面なかったけど?】

【もしかして胡桃ちゃんかな?】

【いえ彼女のお父上に見られている可能性が高いですよ】

【UKの惑星間転移装置を引き受けている企業だったよね】

【はい】

【ほんとだ、こっちを見てほほ笑んでいるね】


持ち帰ったデータを分析していると、ルミナスのいる方向を目で追っているのが分かる。

森山胡桃の父、森山直孝はアムテルの日本支社長でUKではITや通信機器などを扱っている、そして今回の惑星間転移装置のUK設置計画に関わっていると言う。

たまに胡桃のブログにも登場するイケメンおじさまと言う側面もあるが、どうやらNADL(日本能力啓発研究所)にも関係しているようだ。


《鉱物 うごく 不思議》

【あ 忘れてたこの子の扱いだけど惑星YAKへ行く時まで家に居候してもらうから】

【りょうかいでーす】ルミナス

【かしこまりました】


現在の大きさは縦20センチほどのフィギュアに変体している、まるでガラス細工の様だが。

核となる宝石のようなものが心臓の辺りで時折光を反射する。


【宗助様この生物の細かい分析が完了しました】リリー


メディロン(ネディカルドローン)目の前にいる生物、動物のような生命体に医療を行う宇宙生物。

通常の大きさは5~8センチの花のような浮遊生物、食料は水分とわずかな化合物。

体内の水分が半減すると空気中の水分を効率よく取得するため、3つから5つに分離して行動する。

危険性は無いが分離すると言う事はいくらでも数を増やせる可能性があると言う事。

水分を補給すると又元に戻り、医療を必要としている生命体を探し出す。

それは同時に食料となる水分を求めていると言うことのようだ。

意思疎通は超音波、もしくはテレパシーで可能になる。

多分惑星YAK181の翼人族と共存関係にあるのではと思われる。

現在はフィギュアに擬態しているのか、環境の変化によって一番行動しやすい外見に変化するのではないだろうか。


《この方が飲みやすいかな?》

《のめる だいじょうぶ》


皿に脱脂綿を置き水道水を浸しただけだが、コップだと高さが有るので今の姿からは飲みにくいと思ったからだ。

机の上に置くとそのまま皿の上に乗り足元から水分を吸収する。


《おいしい》

《それはよかった》

【変わっているわね】母

【ああ まさか医療生物だったとはね】


夕食の用意をしながら母が今後の事を聞いてくる。


【今度惑星YAKに行く時連れて行くしかないな、地球にはまだ早い生き物だから】

【そうねその方がいいかもね】


水を補給する姿は動物より植物に近い、全体に透明なので水が吸い込まれる経路などが見えないが。

核となっているらしい小さな粒がキラキラと光って回り出すのが見える。


【綺麗ね、こんな生物がいるなんて】

【そうだね、地球人に知られると絶対乱獲されてしまう】

「ただいまー」


どうやら百合ちゃんが帰ってきたようだ、この後百合ちゃんにも事の顛末を報告したが。

やはり同じように惑星YAKへ送り届けるのが一番だと言う事になった。


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