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メアリーさんから

メアリーさんから


風呂から上がり自室へと戻る途中、リビングで待っていたメアリーさんから少し話したいと言う申し出が。


「Mrソウスケ、お話しできますか?相談したいことあります」

「相談?」

「はい今後の話でーす」


話とは何だろうか?

既に父も母もこの時間は寝室にいる、いや母だけは脳内通信システムをオンにしたままなので起きているとは思う。

アイリーンとエミリアちゃんは既に寝息を立てて居そうだが。


「私来月からまたUKに行かないといけないのでーす」

「それは仕事?」

「仕事もありますが、向こうの大臣秘書としての仕事が決まりました」

「元々そう言う肩書があったよね」

「ソウスケ、貴方にも…」首を横に振る

「メアリー、僕はまだ学生だからUKに行くのは難しいよ」

「はい そうですねわかっていまーす」


この先も俺には学生としての生活が待っている、一応志望する大学以外にも滑り止めの大学を受けておくつもりだが。

特に今月は受験月間と言う事もあり、厄介な問題はできれば断りたい。

一応メアリーさんにはバトルフィギュアを護衛に付けて置くことにするが。

UKだけならまだしも、今後メアリーさんは産業通商大臣の秘書としてEU各国を回る可能性がある。

惑星間転移装置の事で忙しくなって行くのだろう、英語だけではなくスペイン語やロシア語も話せるメアリーさん。

そう言った話し合いの席に通訳としても同行してもらいたいと言う事になるのは仕方がない事だ。


「何か問題が有ったら連絡して」

「良いのですか?」

「メアリーさんは親しい友人だからね」

「センキュー、チュ」


危険な場所へ行くことはあまり無いと思いたいが、一応フィギュアを尾行させておけば何か起こったとしてもすぐに対応できるはず。

緊急時にはフィギュアを通してEUへ瞬間転移することも可能だからだ。


「グッナイト」

(あ~ん本当はついてきてほしいのに~)メアリー


宗助のロボ化によって無理難題を言えなくなっているメアリー、本来の彼女なら色仕掛けで相手をメロメロにして言う事を聞かせる所なのだが。

現在は宗助のロボ化プログラムの為、宗助に対して不利な言動ができない状態になっている。

仕方がないので軽く頬にキスをして客間へと去って行くメアリーさん、心の中では非常に残念な思いをしていたりする。

宗助を好きになる人はほぼ全員が同じような思いをするのだろうか?まあそれは仕方のない事だろう。

とりあえずメアリーは本国からそういう指示を受けている、今月中にUSSJにも話を付けて自国へと帰る予定だ。


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