人型の恐竜?
人型の恐竜?
ヤコブ族の記憶から得たこの星の原住種であり翼竜族、何故翼竜族と言うのか?
それは姿が恐竜に似ているだけではなく翼があり空を飛んでいる姿が見られたことだ。
そして彼らはヤコブ族の家畜として現在は生きていると言う。
【全く違う姿をしているな】
【違う種族なのでは?】
その姿は2足歩行だけではなく顔つきが恐竜からはかけ離れていた。
「ビュビュピュビュ」
「ピャピュピュポピュ」
話していると言うより鳴いていると言った方がいい、だがその鳴き声は彼らの言葉の様だ。
【言語解析できないか?】
【やってみます】
【言語解析10%30%5・4…完了しました】
【できたか?】
【もう少しサンプルが必要ですが、どうやら日常会話の様です】
姿を消したまま彼らの後を付けて様子を探ってみる。
するとこの迷路のような洞窟には数百の翼人種が住んでいるようだ。
彼らの後を付けるといつの間にか中央にある広い空間へとたどり着く。
【サンプルが集まりました、言語解析完了です】
【リリーさんさすが】
【おほめ頂きありがとうございます】
言語解析終了後。
「今日は少し寒いな」
「気温調節装置の一つに不具合がでているみたいです」
「どうだ、あの宇宙人は」
「中々思うように意思疎通ができません」
「あの雌がヤコン達と違うのは分かるが」
「何故我らの基地へ来たのでしょう?」
「分からないヤコンの奴らのスパイでもなさそうだ」
【あの雌?】
【研究員では】
【あの翼人種が何か知っていそうだな、後を付けよう】
この地に惑星間転送してしまったのは超能力を持つ女性だ、この星へジャンプして彼ら翼人種達につかまったと見て間違いない。
彼らの内一人にターゲットを絞り後を付けていく。




