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家庭内女子会(閑話)

家庭内女子会(閑話)


ここは地球、残された女性陣4名は宗助の帰りを待っている、母・百合奈・アイリーン・エミリア。

そこに妹の愛菜が帰って来る、午後8時外は暗くなり一応先輩と1時間の予定でカラオケへ行って帰ってきた愛菜。


「ただいま~」

「おかえりなさい」

「どうしたの?なんか暗いゾ」

「なんでもないわ」

「綺麗な顔が台無しじゃん!」

「そ そう?」

「何、皆 私が相談に乗ってあげようか?」

「あら、愛菜ちゃんに何を相談するの~」

「スポーツとかカラオケならまかせなさい!」

「そういう事じゃないんだけど」

「もしかしてお兄のこと?」

「何か言われた?」

「言われてないわよ」百合奈

「言われないから不安なのよね」

「じゃあ言ってあげようか美女を待たせるなって」


そう言われて3人はいやいやと首を振る、3人が3人共別に早く自分に決めて欲しいと言う事ではない。

そうするとこのうちの2人が残念な人生を過ごすことになる、それはそれで悲しいし一緒に暮らしている手前バツが悪い。


「愛菜ちゃんそういう事では無いのよ」母

「どういう事?」

「実はね」


美土里は機転を利かせた、恋愛の一歩手前であり友人としてどうするのか、そしてそこから先へ至る別な選択肢はないものだろうか。

恋愛へと至るまでの話ではあるが核心部分はオプラートに包んで話すことに。


「え~それは無いでしょ」

「そうなのよ」

「おにいもそろそろ決めなきゃ」

「愛ちゃんはそういうの無いの?」

「サッカー一筋の私になんてことを聞くの!」

「そうだよね…」

「でも皆なんで他には作らないの?」


いやいやそれこそなんで?と言いたくなるが、恋愛なるものに全く興味が無い愛菜からすれば、兄である宗助に何でこだわるのか不思議でならないのかもしれない。


「それは二股と言う事?」

「え~別にスポーツに例えたらサッカーだけじゃなくフットサルもやっていいと言うか…」

「愛菜ちゃん、お兄ちゃんより素敵な人がいないから困っているのよ、皆」

「ふ~ん物好きだよね」


3人はそう言われて顔を見合わせる。


「いないわよね」

「うん、いないと言うか他は全部クズ」

「私、宗ちゃん以外には考えられない」


罪な奴と言えばそうかもしれないのだが、本人はそんな事ちっとも考えていないのだから恋愛とは難しい物だ。

話している間にコンロに掛けてあった鍋がいい感じに煮えていた。


「そろそろ食事できたわよ」母

「はーい」

「用意しましょう」


本日の夕飯はハヤシライスと肉野菜炒め、本当は作らない予定だった、パーティに出ると言う事で、帰って来る途中どこかのレストランによる予定だった。

だが、アクシデントが発生したため予定を変更せざるをえなくなった、まあそれ自体は仕方のない事なのだが。


「愛ちゃんも食べるでしょ」

「うん」


テーブルの上に5人分の皿と大きめの入れ物にサラダを盛り付け運んでくる。

時計を見るとすでに9時を回っている、宗助の事は心配だがロボ化で稼働しているリリーからは何の変化も無い事で無事だと言う判断をしている。


【ママ様何かあれば私達に掛けられた魔法(超能力)も解ける事になります】

【そうなのよね、分かっているけど…】

【大丈夫ですよ、宗助君強いから】百合奈


この後3時間して宗助は帰還するが、その顔は少し優れなかったのが母にとっては心配だった。


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