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保留した

保留した


仲間にならないのかと言われて、はいそうしますとはならないのが現在の宗助の立場。

俺の能力を使えば誰が何の能力を持っているのか調べることなどたやすいのだが、その能力が他人に知られてしまうと普通の生活を送るのが難しくなってしまう。

なにせ通常個別に発症する超能力が幾つもまとめて扱う事ができるのだ、今は一体幾つの機械化超能力を使えるのだろう。

(エアロボ、正式名エアーロボティックプロセスオートメーション)

今は出来るだけ目の前にいる日本の超能力者達に、それを悟られないようにしなければならない。


【宗ちゃん、エミリアちゃんとリンちゃん(アイリーン)の息は正常みたい】母

【眠っているだけみたいよ】百合奈

【相手を無力化する超能力の一つと思われます】リリー

【全くやってくれるよ】

「できれば我々の組織に加わってほしいのだがね」赤川

「考えておきます」

「おいおい聞いただろう、加わっておいた方が得だぜ」シグマ

「あまり無理強いは良くないと思う」川崎

「どちらにしても日本では我々が一番大きい組織だからな」松田

「今は考えられなくてもいずれはね」乙梅

「どうするの?宗助君」イリア

「あなたも同類?」

「組織には所属しているけど、叔父様やお婆さまと私は別よ」


イリアは少し怒っていたりする、簡単な話だ自分が働いている化粧品会社のコマーシャルに出てもらうつもりで交渉していたのに、横からシャシャリ出て来てその計画を潰そうとしているのに等しい。


「私は宗助君側につくわ」

「あらら、作戦失敗のようね本日はここまでかしら」蓮華

「ふ~、しかたないわ いいでしょういずれ私たちは一緒に戦う日が来るのだから」詩音


先ほどまでとは違って少し悲しそうな表情を見せる詩音、未来で起こる出来事をすでに予測している彼女にとってこれは思わしくない状態だったのかもしれない。

だがこの先の出来事も彼女は全て見ているはず、未来までの出来事が少し違う位どうとでもなるとでも考えているのだろうか。

それよりも超能力者が増加している事は真実なのだろう、俺は自分自身もそうだが彼らが超能力者の増加についても何か隠しているのではないかと思っている。

勧誘に乗るのは少し後でも良いが、いずれ彼らが隠している事を聞いておかなければならなくなる、そのためにも今は彼らとの関わりを完全に絶たずに保留することにした。


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