SVRジャパン
SVRジャパン
USSJは芸能事務所でありSVRが多く所属する宇宙人の末裔達が運営する隠れ蓑の一つ。
そこには数十名のSVRが所属しているのだが、もちろんその他にもSVRが運営する組織がある。
日本能力啓発研究所(NADL)は日本に在住する超能力者の機関である、前身は日本能力開発協会だったが同じような協会が乱立したため協会改め研究所となった。
表向きは学力研究所と変わらないが、そこには国のお偉方も数人所属していたりする。
「それで今回参加するSVRは?」川崎未来45歳SVR8世男性
「多いですよ189人ですね」乙梅梓30歳SVR10世女性
「多いな…どうしてこんなに今回は多いのだ?」赤川恭介67歳SVR7世男性、NADLの役員
「どうやら蓮華様の意向の様です」
「理事長(蓮華)が何だって?」
「例の救世主ですよ」
「確か名誉理事である詩音様の先読みで分かった人物だよな」
「はい、蓮華様がうちに引き入れたいとおっしゃられた人物です」
「それならばしかたないが、何故10人以上増えた?」
「UKのSVRも数人、来られる予定です」
「それはだれか分かっているのか?」
「ウィリアムファミリーのご令嬢2名が参加します、それと救世主のお母様とご友人ですね」
「友人?そいつもSVRなのか?」
「うーんどうでしょ?」
「まあいい、入口でちゃんとチェックすれば判ることだ」
この研究所のバックにはいくつかの組織がある、それらは後で紹介するがいくつかは国の機関まで関わって来るので、何処がどこと繋がっているのかは宗助の力を使っても分からないことがある。
超能力、その力は強ければ強いほど組織によって隠さなければ、一個人が普通の生活を送るのも困難な場合がある、これだけ多くの超能力者が知られずに暮らしていくにはそう言った組織の存在が不可欠なのだ。
「では当日はちゃんと招集しておいてくれ」
「かしこまりました」
「どうやらこれで未来の事は何とかなりそうだが…」
「名誉理事長の話が本当ならばですよね」
「詩音様が嘘を言うはずないだろう、今までも100%当たっているのだからな」
松田詩音、松田財閥総帥の妻であり予知能力者でもある、彼女も今回開催されるパーティに参加する予定だ、気軽に参加する宗助の家族だが、どうやら今回のパーティには裏にはいくつかのカラクリが有りそうだ。
日本のSVR達がどんな思惑で宗助を誘い入れたいのかはまだ分からないが、どうやら宗助にとって今回のパーティが全ての問題を解決するための分岐点となりそうだ。




