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ヤコブ族は厄介

ヤコブ族は厄介


惑星YAK181の衛星から帰還した宗助、ヤコブ族の兵士2名にはそれほど強い記憶操作を施してはいない。

下手に手を加えると超能力を持つ彼らの事だ、俺が手を加えた事がばれる可能性がある。

それよりも問題は次に来た時に何処から攻めるのかと言う所だ、いきなり惑星YAK181に攻め入って巨人達を洗脳して行くのは難しいと言える、この時点では相手の人口や政治の仕組みも少ししかわかっていないのだから。


【ただいま!】

【どうだった?】

【難しいことに直面したよ】

【難しいって?】

【別の宇宙人がいた、それもこの惑星RIZと科学力は同等か、さらに上かも…】

《主どうでした?》朱里

《まずいことになった、惑星YAK181には原住民がいたよ、こちらの宇宙戦艦を送り返したのも彼らだ》

《戦争になりますか?》

《彼らの都市はすべて無事なので、事の顛末を謝罪し話合えば分かり合えると思うのだが…》

《何か問題でも?》

《実は彼ら原始の神と言われていた種族らしい、プライドが高いんだ》

《それはどういう?》

《頭が固くてこちらの言う事を聞いてくれないかもしれない、せっかく惑星RIZの再生プログラムが軌道に乗って来たのに、これではまたやり直しみたいなものだよ》

《手伝えることは?》

《手伝いか…》


そう言われて、宗助は少し考えてみる。

今まで殆ど自分の考え主体で事を進めて来た、今後も自分が全部舵を預かるとしても星一つの運命を握るのには責任が大きすぎる。

今後の事を考えると大事な部分は仕方ないとして、ライズ族にも協力してもらわなければすぐに対応するのは難しくなる。

(俺のいない時にも対応できないと、彼らにも色々協力してもらうか…)

この星の惑星RIZの超能力者達と協力すればもっと早くに問題は解決する、今さらながらそのことに気が付いた。

ヤコブ族が攻めて来るまでに計画を練って、あちらの指導者たちと話し合う所までこぎつければ、地球から先遣隊がこの星に来る前にあちらの星との講和条約を締結することも無理な話ではない。

だが、それには惑星RIZに滞在する日程を今の5倍近くに増やさなければならないだろう、自分の今の立場ではそれはかなり難しい事なのだが。


《今日は遅いのでこれで俺と母そして百合ちゃんは帰るけどまたすぐ来るよ、そうしたら惑星YAK181の事を話し合おう》

《かしこまりました》


まずは誰を何人連れて行くのか、ヤコブ族の指導者も彼らの記憶から人物像を抜き取って見たが。

(R・ゴルドール…)

神王と呼ばれている惑星YAK181のリーダーの一人、まずは彼とアポイントを取る必要がありそうだ。

約5時間の滞在時間を終え俺達3人は地球への帰路へと就いた。


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