料亭NOW
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堅苦しい話が終わった所で、そこからはお食事と言う事になった。
勿論、今まで見たこともない和食がどんどん出て来る、はっきり言わせてもらうがこれでは食べ過ぎてしまいそうだ。
政治家の人たちが昔は肥満度が高かったのはこういう事かと、現在は料亭で接待など何処かの企業のトップでもなければあまり使わなくなったと聞いている。
それに一応本日は高校生がいると言う事で、全員がノンアルコールになっているのは言うまでもない。
それに松田会長、実は飲めないらしい。
話をしながらも色んな時事の話が出て来て、たまにリリーさんも交えながらおじさん達との話は続く。
【宗助様新たなCNのスパイが派遣されるようです】
【え?あの国まだやんのか!】
【向こうのドメインで闇バイトの応募が始まりました】
【その中からの情報?】
【はい、おそらく先日やって来たNO2の後釜だと思われます】
【またかよ】
【ですが今回の募集ですが、今までとは違い惑星間転移装置の開発を請け負っている企業に対してのスパイだと思われます】
【なるほど、それじゃ父の警備は増やさないといけないかもな…】
【かしこまりました】
「会長そろそろお時間です」秘書
「もう時間か、楽しい時間と言うのは過ぎるのが早くて困るな」
「松田会長、私も」高橋
「午後9時か、私もそろそろ次の会合に行くとしよう」首相
「呂方君、今度は実験場で会うとしよう、それでは」
大人3人、秘書官3名をお供に料亭を後にする、残された宗助とメアリーだが。
「宗助少し時間ありますか?」
「少しなら」
「それでは次の場所へ行きましょう、貴方に合わせたい人います」
何故かメアリーさんの表情が硬い、日本の政財界にいる3人より厄介な人物なのか?会わせたい人とはいったい誰なのだろう。




