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閑話 アイリーン&エミリア

閑話 アイリーン&エミリア


2階では真新しい部屋に姉妹がそろってこれからの事を考える。


「それでお姉ちゃんどうするの?」

「何が?」

「宗助お兄ちゃんの事、好きなんでしょ」

「好きよ、でもだからと言って今何かするつもりはないわよ」

「そうなんだ…」

「もしかして私とゆりちゃんが足踏みしている間に何かするつもり?」

「どうしよっかな~」

「あまり攻め寄ると彼は逃げるわよ」

「そんな事やってみないと分からないじゃない」

「彼はそれほど恋愛に対して急いではいないみたいだし、それでも私たちの事を受け入れてくれている、そんな状態をあなたは壊したいわけ?」

「こ 壊したいだなんて思わないけど…」

「それにあなたは知らないけどもう一人邪魔な人がいるのよね~」

「え~ まだ他にお姉ちゃんみたいな恋敵がいるの?」

「いると言うより、多分どんどん増えて行くんじゃないかな…」

「それじゃやっぱり早い者勝ちじゃないの?」

「あなたは早い者勝ちの部分をどう捉えている分け?まさか肉体関係結んでしまえとでも?」

「…そ それが一番早くないの?」

「彼がそんなことすると思う?」

「え~ そう言われると …確かにそんなことする人じゃないから好きになったんだし」

「私も含めて彼を好きになる人は彼が選んでくれるのを待つしかないのよ、でも近くにいればいずれそうならなくても…」

「そうならなくても?」

「何でもない、そんな事より早く荷物整理しちゃいましょ!」


既にベッドの位置は決まり、本棚を壁際に並べ。

机にパーテーションと次々に荷物を紐解いていく。

机の上に家族の写真を置くと、アイリーンは少し父の事を考える。

(大丈夫、パパ安心して、彼は救世主だから、絶対私達を見捨てたりしないわ)

その頃、モリソンさんは2人の母である国生美玲と合流し、彼の生家である家へと到着していた。

娘2人を宗助に託し、UKサバイバー達の戦いがこれから激化して行くのだが、それは又違う機会にお話ししよう。


第5章 完


第5章を振り返りまして、少し物足りない感がございましたら申し訳ございません。

平和と言うのは何も戦争が無いと言う事だけでは伝えにくいかとは思います。

ですがこの先を書くに当たっては一時の幸せも書いておかねばならないのでは?と思いまして第5章を書いたつもりでおります。

この先第6章は2つに物語は分かれます、一つは地球での惑星開拓編、もう一つは惑星RIZを舞台にもう一つの種族編を書こうかと思います。

まさか宇宙人が1種族だけだなんてことは無いと思います、ここから先は今の所ご想像にお任せいたしますのでよろしくお願いします。

それでは第6章もご期待下さい。


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