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NO2 周芭千VSレイラン

NO2 周芭千VSレイラン


当然のことながらレイランの洋子さんから宗助に連絡が入る、まあ連絡しなくても情報は隠せないのだが、一応洋子さんは宗助の事を気に入っているため。

できるだけ宗助の気を引くような連絡をするようにしていた。


『宗助君!』

『あ 洋子さんどうしました?』

『やばい奴に呼ばれたわ』

『やっと向こうのトップが接触して来たか…』

『多分明日会うやつはNO2よ』

『大丈夫なの?そんな事俺に話して』

『どうせもう知っているんでしょ?』

『何のこと?』

『もう~いいわ でも一応伝えておくけど 明日の夜8時ホテルファイアット横〇に呼ばれているの、場所はそこのラウンジ、そこからはまだ分からない、香織さんも一緒よ』

『分かった有難う、何とかするよ』

『何とかするってどうするの?』

『それは今ここで教えられないでしょ』

『も~ケチ』

『いいわ でも宗助君に会えるかもしれないのよね、待っているから♡』


まさか電話で連絡くれるとか、まずいでしょCNのハッキング能力がどれほどかは分からないが。

彼女もそれを知らないはずは無いのだから、まあ自室に仕掛けられている盗聴器などは全て破棄されているのだろう。

それでもやろうと思えば会話ぐらい盗聴するのはたやすい事なのだが、それがばれると最悪 彼女らは拷問にかけられることもあり得る。

(洋子さんが接触したら早いうちに、向こうへ瞬間移動してNO2を無力化するか…)

多分この話を傍受された場合、単純に彼女たちが2重スパイになっているとNO2は考える事だろう。

まさかレイランである鹵獲専門部隊の2名がこちら側に逆鹵獲されているとは思わないだろうが。

CNの組織は人数のことも有るから、相手を甘く見てはいけない。


次の日の夜、レイランの洋子さんと香織さんはNO2の周芭千に呼ばれホテルへと足を運ぶ。

エントランスには彼らの兵士が数人、その鋭い目で入口から入って来る不審者を監視しているが、午後8時そこへレイランの美女が2名やって来る。

陽子さんの受験する大学入試はまだ終わってはいない、諜報部に所属している彼女らだが、受験中だからと言って呼び出しに応答しなくて良いなんて事にはならないと言っておこう。

だが…できれば断る勇気も必要だと思わざるをえない。

外見からは想像できないがNO2はかなりやばい奴だった、本国では諜報部の拷問担当も行うその道のプロと言って良い。

そこへレイランとはいえ若い女性2名が呼び出される。


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