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やはりそうなったか

やはりそうなったか


どうしてそうなったのかと言うと、母と俺そして父の話を百合ちゃんも聞いていたことに起因する。


【メアリーさんって天然?】

【そうみたいだね】

【メアリーさんも宗ちゃんのこと好きなんだよね】

【そうらしい】

【どうするの?】

【どうもしないよ 彼女は友人、そこまででそれ以上ではないよ】

【でも…】

【それじゃ今夜は俺の部屋で待機する?】

【エッ! もしかしてメアリーさん宗ちゃんの部屋に行くかもって事?】

【心配なんでしょ】

【心配だけど…】

【大丈夫だと思うけど、百合ちゃんが先にいれば防ぎやすいでしょ】

【う ン~考えておく】

【じゃあメアリーさんが来たら知らせるよ、それで良い?】

【分かった…】


俺は風呂から上がりいつもの普段着に着替え自室にてタブレットを使用しアイリーンへと連絡をしていた。


「コンコン」

「はい どうぞ」


思っていた通り、メアリーさんはニコニコ顔で俺の部屋へと訪れた。


「アイムソーリー」

「何故怒られたのか分かった?」

「私いつものように挨拶しようとした、急に抱き着こうとして怖がられた、それはアクシデント 私相手の事考えていなかった…」

「いいよ、もう分かったから、今度からは気を付けないとだめだよ」

「反省した、ションボリ」

「コンコン」

「どうぞ」

「だれ?」

「心配なんだって」

「一応紹介しておくよ、こちらが僕のガールフレンドで彼女候補のユリナキノシタ」

「よろしくね」

「はいよろしく、ソウスケ私は?トモダチ?」

「そうだよ、君は友達、まだ知り合って3日しか経たないでしょ」

「オー確かにそうです、私急ぎ過ぎていますね、宗助の事好きになって焦っていますこの気持ち…でも抑えきれないです」

「メアリーの気持ちはありがたいけど僕にはもう好きな人がいるんだ」

「ユリナの事ですね、分かりました でも私はいつまでも宗助愛している」

「覚えておくよ」

「それだけ言いたかった、ソーリー」

「百合ちゃんもメアリーさんを嫌いにならないであげてね」

「うん同じ人を好きになっただけだから気にしないわ」

「有難う、いい人ばかり 私幸せです」


今回は夜這いとまではいかなかったが、放っておけば前回レイランの洋子さんがお泊りした時と同じようなことになっていただろう。

メアリーさんは何とか今の状態に納得してくれた様子だが、翌日の朝になるとケロッとしているのだからその心臓には感服する。


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