改造USB
改造USB
位置指定が少しずれたと言うのは仕方ない、多分計算式が少しずれたのか、又は時期のずれなのか。
だがちゃんと地球上に転送されたおかげで、その発信機から宗助の元にSOSの電波が受信された。
【宗助様惑星リズからSOSです】
【マジか!】
【いかがいたしますか?】
木曜日、本日は12月15日 先日母を連れて行ってから4日経ったが、あまりにも早いSOSだ。
【考えられるのは?】
【殲滅部隊、もしくは超越者の潜入班が捕まった可能性が高いです】
【何十年も見つからなかったのは敵対しなかっただけだからな、マザーだって減って行く物資に疑問を持たない訳がない】
【そのようです 宗助様どうしますか】
【すぐ行くには準備が足りない】
【お母さまにはどう伝えましょうか?】
【多分行くのなら全て終わらせるしかない】
【早いですが総力戦を行いますか?】
今いるフィギュア全部バトルフィギュアとして連れて行けば俺と母そして朱里と平太で11人
百合ちゃんを連れて行くのは時期的にまだ早い、彼女を連れて行くと逆に守らなければいけなくなる、できる事なら母も連れて行きたくはないのだが。
【俺を入れて10人か…】
【超越者達も最低5人は必要です】
【やってみるか…】
早くても明日惑星リズへと転移して朱里と平太そして超越者のリーダーから現状を聞いたうえで作戦を練らないといけない。
勿論その時には宗助の能力であるロボ化を戦闘に参加する超越者達数人に設定しなければならない。
それにはいくつかの規制事項も含んでの事だ、もし裏切られるようなことが有れば超越者同士で戦闘が起こってしまう。
それを回避するには脳のロボ化が絶対に外せない、一部の脳をロボ化して記憶の中に味方を襲わないもしくは俺を攻撃しないと言う設定をしなければせっかく設定した強化策が仇になってしまう。
【明日学校から帰ってきたら決行しよう】
【かしこまりました、偵察に出しているフィギュアに撤退命令を出しておきます】
【そうしよう頼んだぞ】
【お任せください】
現在ガード及び追尾対象としているのは父とアイリーン、もうすぐ予備のフィギュアが何体か手にはいることになるが。
まだオークションの期限は少し先になる、たいていの場合土日がオークションの締め切りと言う設定が多い。
これは土日お休みの人が多く沢山の人がオークションに参加できるようにするためだ。
先日もおかげで少し落札価格が高めの設定だったが。
それでも何とか手に入れたい、特にクロームの30センチフィギュアはと考えている。




