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水曜日(祭日)

水曜日(祭日)


この日は祝日だった、愛菜の試合は今度の土日に行われる為それまで少し時間が有るが、高校も来週からは期末試験が行われる為あまり悠長に構えているわけにもいかない。

再来週には又惑星リズへ行って向こうの超越者のグループと話すと言うイベントが有る、そこには母や2人の宇宙人も同席するか考えておかないといけないのだが…


「どうしたの宗助君?」

「何でもないよ、それよりどのテーブルを買うか早く決めてしまわないと」

「そうよね、でも中々選べないよ~」


ここはIKEOイケオ要するに家具屋さん、そして来年1月には完成するであろう新築の家に必要な家具の予約購入をしに来ているところなのだが。


「リビングのテーブルは白か~」

「白は嫌なの?」

「いや 多分マンションのテーブルを基準に考えているのかなと」

「うん だって今のマンションにあるリビングのテーブル気に入っているのよね」

「それは俺も同意するよ、だから後は形とか足の本数とか、それと椅子との噛み合いだよね」

「うん こんなにたくさんあるとは思わなかったよ~」

「おれもそう思う」


新築の3階建て注文住宅の1階は広いリビングとアイランド式のキッチンが入る予定だ。

冷蔵庫は2つ冷凍庫と冷蔵庫に分けられ、買い置きもかなりの量がストックできる。

そちらの方は母が選びに行っている。



「全体に白で統一するんだよね」

「そうよ」


今は宇宙人も含めると7人いるが、いずれ2人は故郷に帰ることになる。

まあそれでも7人ぐらいで使えるテーブルの方が家族増えた時の事を考えると大きめの方が良いと言う話だ。


「後は何人で使う事を想定しているのかが問題だな」

「一応今いる人数かな」

「椅子が7つか…」


結果的に普段は6人掛けだが予備のテーブルが付いたものを購入することになった。

予備テーブルを使うと10人まで一緒に食事を摂れるようになる。


「椅子はこれで良さそう?」

「うん」


同じ制作ラインの木目と白い座面がきれいな椅子を合計8脚購入、そしてその次に俺たちは寝具の部門へと足を運んだ。

その場所から少し離れた柱の陰では自衛隊の高月さんが客を装いこちらを見ている。


『高月です』

『どうそっちは?』三田

『今のところ変わった様子はないですね』

『了解 引き続き監視を頼みます』


ここは横浜近郊にあるアウトレットパーク内にある家具専門コーナー、どうしてここにきているのかというと。

母の兄である葉介おじさんの紹介が有ったからだ、葉介おじさんの奥さんは元々横浜出身でありその伝手でこのアウトレットパーク内にある家具専門店の店長をしている人が友人だと言う事で、その店を紹介してくれたわけだ。

勿論値引きはかなり期待できると言う話で、母も百合ちゃんもかなりの意気込みでここへ出かけて来た。

勿論本日も陸自の隊員が数名俺達を尾行している、最近はかなり慣れて来たのかごく普通に装っているので、その動きは最初の頃より無駄がなく違和感もほぼ無くなっている。


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