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無事到着

無事到着


ワシントンを出発して10時間と少しもうすぐ羽田に到着する頃、アイリーンの尾行を頼んでいたアーバンから脳内通信で連絡が入って来た。


【アーバンです宗助様おかえりなさいませ】

【ただいま、どうした?】

【本日アイリーン嬢に危険な状況が起きましたので事前に排除しておきました】

【マジ!CNか?それとも…】

【いいえ彼女のマネージャーが嘘をついて水着のコマーシャルへ出演させようとした後アイリーン嬢を攻撃してきたので少し懲らしめておきました】

【なんだそれ!それで彼女に怪我は?】

【いいえアイリーン嬢は無傷です、従いましてこの後宗助様にアイリーン嬢からご連絡が来ると思います】

【分かった、タレント活動も大変だな】

【引き続きアイリーン嬢の尾行を続けます】

【了解】


連絡をもらったのは日本時間の午前9時、まだ宗助たちは空の上にいるのだが、たった1時間の間にCNのスパイの処理とアイリーンの尾行報告と言う、2つの事件の報告を受ける。

フィギュアのロボ化は正解だった、新しく手に入れたフィギュアも順次ロボ化を設定することはどうやら避けられない状況になって来た。

飛行機は予定通り日本時間の20日午後2時半に無事着陸した。

羽田に到着した一行、そこには自衛隊の高月准尉が出迎えていた。


「おかえりなさい」

「出迎えありがとう」

「留守中はどうだった?」

「CNの動きが活発化しているようです」

「そうか…」

「もしかして転移装置の件ですかね?」

「そうみたいだね」


知っているのだが、知らないふりをするロボ化で平静を装わなければ少し微笑んでしまう所だろう。

昨夜と言うより数時間前の出来事もリリーさんを経由して全部把握している。


「詳しい話は後で聞こう」

「分かりました、車を用意しています」


空港のロビーを抜けると道路脇には自衛隊の軽装甲車が2台停まっていた。

どうやら2台に分乗する様子。


「内海参与はそのまま官邸の方へ参ります」

「分かった、ここで君達とはお別れだ、なかなか面白い体験でした、また会う事が有るかもしれない、宗助君色々有難う」

「いいえ僕は大したことしていませんよ」

「そんなことは無いよ、色々勉強できたからね。それでは名残惜しいがここでお別れだ」

「また会いましょう、お元気で」三田

「こちらこそまたね」

「それでは又」岩田

「グッドラック」宗助


何故か英語でお別れの言葉が出てしまい、内海参与は少し顔が綻んだ。


「さてそれでは行きましょう」

「僕と三田君は陸上自衛隊の本部で降りるがその後は高月君が送って行ってくれ」

「かしこまりました」


ワシントンDC、そしてホワイトハウスでの出来事、その後契約書は4部作られた。

自衛隊が一部・呂方宗助に一部そしてアメリカ合衆国に一部・最後に予備として一部。

さらにリリーさんにより原文そのままデジタルデータでとして取り込みも完了している。


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