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やはりそうなるのか?

やはりそうなるのか?


穏やかではあるがスキルROBOの能力で各種の危機を乗り超えた宗助だったが、まさかの出来事が迫ってくるとは思ってもみなかった。

考えてみればそれはあり得る話、400隻もの宇宙戦艦、確かにそれらは引き返した。

だが彼らは地球だけがターゲットと言うわけでは無い、今でも自分たちが住める可能性のある星を見つけては同じような攻撃及び侵略を行っている。

地球はその一つでしかなく、彼らは星の規模にもよるが地球規模の星には300から500隻もの戦艦を派遣しており。

現在宇宙戦艦を派遣しているのは10か所、10の星になる。

そして知的生命体がいる星はほとんどないと言って良い、いても原始的な生物か危険生物と呼ばれている生命体がほとんど。

大抵の場合はそれらを殲滅することで方が付く、そうなれば順次宇宙戦艦は母星へと帰還していくのだが。

彼らが住んでいるのは惑星リズだけではなく現在5つの星を開拓している途中でもある。

当然のことながら各星にも宇宙戦艦が数百隻出向いており、資源を確保しつつその星で生活できるように自分たちの居住環境を整えている。

超能力を使える彼らはまずまっさらになった星の資源調査を行い、資源を見つけると堀り尽くし獲りつくす。

そう第2の惑星リズを作り出す作業に移る、そして又宇宙戦艦とロボットを作ると言う作業を繰り返えす。

そして占領が終わった星からこの日100艘ほどの宇宙艦隊が惑星リズへと帰還していた。


《惑星ZEL179の開拓はすでに始まっているのね、ご苦労様》

《親愛なるマザー、帰還した戦艦はいかがいたしますか?》

《いつものように点検して不具合が有れば修理するように》

《親愛なるマザー、先に調査に出た星から未だ連絡がつかないようですが、いかがいたしますか?》

《点検整備が済んだ攻撃艦を10艘その星へ向けて送り込みなさい》

《かしこまりました》

《ほかに問題は無いようですね》

《親愛なるマザー、最近物資の消費が激しいのですがいかがいたしましょう》

《原因を調べなさい、それと惑星CIT182からの連絡はまだないのですか》

《はいまだ連絡が取れません》

《そこにも攻撃艦10艘を送り込むように手配しなさい》

《かしこまりました》


これまでに調査を終えて攻撃艦を送り込んだ星はすでに100を超えるが人が住める星は全体の5%に満たない。

その原因はまず空気や酸素の元になる物質が少ないもしくは無い場合と、人体にとって有害な物質が多量に大気に含まれている場合などが多く。

もちろん事前調査をして数字上は安全だとしても、行ってみたら人類が住めなかったと言う星はごまんとあるのだ。

ようやく最近見つけた居住可能な星がゼルドZEL179、この星にはかなりの資源が有ると言う、そして生物も豊富だったため現在は危険生物の排除を完了し第2陣(超能力戦士)を乗せた船が到着し開拓作業を行っている最中だ。

最近彼らが見つけ開拓した星が次の通り。

EAR183(資源星・殲滅途中の地球)

RIZ175(母星・人口2億居住年月502年3か月)

BOL176(資源星・人口3万居住年月176年2か月)

ALT177(資源星・人口1万居住年月78年6か月)

QOT178(居住星・人口10万居住年月50年7か月)

ZEL179(資源星・開拓開始)

GES180(資源星・殲滅完了、開拓開始まで6か月)

YAK181(資源星・殲滅中)

CIT182(資源星・殲滅中)


500年経って見つけた星は千以上そのうち開拓可能な星は50もない、その中で資源にできた星と居住出来た星が140ですでに100以上の星が廃棄され現在は5つの星が攻略中だ。

惑星リズ175の前に100以上の星を移住してきたことになるのだが、それらは当然荒廃して生物が住めない状態になり廃棄されたと言う事。

送り込むのは最初ロボットの為、見切り的に開拓開始する場合もある、そのぐらい彼らは現在物資に飢えている。

資源星の場合は人類が住むのに適さない星もあるが、資源を取り尽すまでは作業員として超能力兵士を派遣することになっている。

宇宙戦艦の大きさは殆ど同じ規格で作られている、縦横300メートル円盤状で中にはロボット兵が500機収納されている。

この船に人が乗る場合は中身をごっそり交換することが可能で、交換後は100人乗りの宇宙船となる、その場合はコールドスリープのポッドが同数装備される。

対戦艦用の攻撃装備は無いが、もし同じような知的生命体が攻撃を仕掛けてきた場合は座標転移装置を敵に使い放つことで攻撃する、シフトアタックビームもしくはスライドバスターと言われている。

単純に言えば相手の船を座標をずらして転移装置を使い転送すれば、その船は真っ二つにも粉々にもできてしまうと言うわけ。

その代わり1回その攻撃を使うと数秒から数分エネルギー充填に時間がかかるので、その攻撃から逃げるには相手がAIを使い座標計算している間にこちらが移動してしまえばいいと言う事になる。

今までに敵宇宙戦艦からの攻撃を受けたことは無いので彼らも対艦戦に対しては未経験、これから戦いを挑む地球側にとっては対艦戦に関しては勝率がやや上がると言うぐらいだ。

どちらにしてもまだ地球側には宇宙戦艦も転移装置も今は無いのだから、彼らに今来られてはなすすべはない。

宇宙戦艦10隻が再度地球に訪れるまで17か月だったはずが7か月へと短縮されたことは、朱里や平太そして宗助にも考えが及ばない事だった。


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