表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
また会えた。  作者: アドリブコージ
1/15

第1話 彼は転校生

お願い。

何度も確認作業はしていますが、とうしてめ、誤字脱字がありそうです。

もしみつけたら、スルーして、お読み下さい。


いつも、この時を夢に見ていた。

そして、いつかはまた会えると確信していた。


「佐藤くん。」


「新井さん。」


同じ大学だったなんて。2年も知らなかったなんて。でも今は………

佐藤くん、彼と初めての会ったのは小学校六年生の時だった。

彼は、父親の仕事の都合でこの地に引っ越しをしてきた。

担任の先生に紹介され、緊張気味な彼は佐藤拓と名乗った。


「佐藤拓です。よろしくお願いします。」


担任の先生が彼に何か質問はないか、クラスのみんなに聞いてきた。


「佐藤に、何か質問とかないか?」


1人の男子が手を上げて質問をした。


「前は、どこに住んでいたのですか?」


そして彼は、かけていたメガネを右手でクイッと上げてから。


「東京からです。」


クラス中が少しざわつく。


ここは、都市圏だけど、いわゆる田舎の部類に入る程、何も無い所だから。周りは畑ばかり。

クラスの人達がざわつくの無理無い。

しかも、彼はどことなく洗練された雰囲気と、頭の良さそうな顔。多分、メガネをかけているせいでもあるけど、髪型から服装まで同年代とは思えない程おしゃれだった。


「他にはいないか?」


「はい、先生。」


「栗林か、なんだ。」


「佐藤くんの趣味は何ですか?」


彼はまた緊張しながら答えた


「しゅ、趣味は特にありませんが、今、アニメやマンガ等にハマっています。」


登場、オタクとかの言葉かなかったから、子供としては当たり前だってので、別段それを理由にいじめなどはなかった。むしろなんのアニメが好きなのか?何のマンガを読んでいるのか?で盛り上がり、佐藤くんもすぐにこのクラスに馴染んでいた。


「じゃあ、佐藤。おまえの席はあの空いている所だ。」


「はい、先生。」


彼は私から一番遠い席についた。

隣には、学校ではモテると噂の山崎さんがいた。


「じよあ、授業を始めるぞ。それから、佐藤は教科書が届くまで、都なりの山崎に見せてもらえ。」


「はい、わかりました。」


「佐藤くんよろしくね。」


「よろしくお願いいたします。教科書もありがとうございます。」


彼は山崎机をくっつけて、お互い、一冊の教科書を見ていた。


授業が始まり、私はなぜかチラチラと彼を見ていた。


彼は真剣に授業を受けてていて、ノートもきっちり取っていた。


休み時間になり、当然の様にクラスの男子達が彼の所に集まりだした。

女子は遠くから様子を見ているだけで、特に何もなかった。でも、男子達は楽しそうで、枯れの笑顔は何となくステキだった。


給食の時間の時は、先生に配膳や給食の配る順番とか、色々教えていた。


給食の時間が終わると、男子達はいつものように校庭に出て、ドッチボールや、サッカーなどで遊んでいた。

転校生の彼は、先生に呼ばれて職員室に行ってしまった。


1日が終わり、最後に礼をして終わる。

彼は、みんなが持っているランドセルではなく、手提げかばんを持って帰って行ってた。

住んでいる場所って、どこなんだろう?

なんか、そんな気にする必要の無い事を思いながら、姉を待っていた。


「えみ~、ごめん。最後の連絡事項で遅くなっちゃった。」


「大丈夫だよ。お姉ちゃん。」


そう、私には双子の姉がいる。

行きも帰り必ず一緒。


「やっと六年生だね。これで、学校の天下を取れる。」


「お姉ちゃん、何言ってるのよ。(笑)」


「だって、今ままでは、校庭で遊ぶ場所や、体育館の中とか、ボールの持ち出しとか、全部六年生に取られていたからね。」


「なんだ。そんな事?」


双子なのに、姉はスポーツが得意で、私は勉強の方が得意。

二人が1人になったらすごいのに。


「あ、お姉ちゃん。私のクラスに転校生が入ってきたよ。」


「六年生になって転校かぁ~、かわいそうに。」


「えっ?なんで?」


「だって、この学校は一年しかいられないし、前の学校での5年間が。それに友達とかいたと思うし。」


「そうだね。でも、もうクラスの男子達とは仲良くなっていたよ。」


「へぇ~、転校生は男の子か。」


「あ、うん。男子だよ。」


「かっこい?」


「う~ん、そういうのとは違うかな?」


「な~んだ。つまらない。」


「でも、頭は良さそうだよ?」


「お、えみのライバル登場か!」


「なにそれ?そんなんじゃないから。」


「ふ~ん、明日見に行くね。」


姉は、期待半分、興味半分なんだと思う。


「明日?いつ?」


「そんなの決まってるよ。朝一番。」


「やっぱり。」私はため息をつき、


「でも、私まだ話もしてないから、見るだけにしてね。」


「わかった。わかった。」


明日がちょっと憂鬱。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


この作品を投稿するのにはかなり迷いました。

実は、今書いている作品より、最初はこちらの予定でしたが、やっぱりかなり恥ずかしいの今も迷っています。(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
http://nk.syosetu.com/n7923ep/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ