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Dear my ・・・  作者: みつ
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とあるパーティー


江藤は、きちんとした服装で、そのパーティに参加していた。



江藤は、今年で32の俳優だ。


最近、やっとブレイクして、ドラマやテレビなどに出るようになった。


長い下積みだった。


顔も、端正でスラッとしたスタイルの江藤。


しかし、今の時代、そんなタレントは色んな事務所に沢山、所属している。


江藤は、そんな中に、埋もれて、なかなか芽が出なかった。



そんな中、大きな切っ掛けとなることがあった。


最近、売れっ子の脚本家、原田の目に江藤は、止まり、原田が脚本を手掛けるドラマで、重要な役どころを、もらったのだ。


そのドラマは世間で好評になり、江藤の知名度も上がったわけだ。


そんな中で、脚本家の原田と俳優の江藤は、交流を持つようになった。



原田は、江藤に会う時に、決まって、


「親愛なる、江藤よ・・」

のセリフを言う。


江藤は、心の中では、


(そんな言い出し、今はないだろ・・)


と思うも、合わせて笑う。


自分をブレイクさせてくれた脚本家だ。


これからも、良くしてもらえるように、機嫌を損ねないように注意していた。



原田は、売れっ子になってから、時折、ゴージャスなパーティーを開く習慣があった。


原田の正格なのか、ゴージャスに開催されるパーティー。


江藤は、原田と関係を持つようになってから、パーティーに必ず、招待されていた。



それが、今宵もだったということだった。

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