7話 日常
低ペース更新ですいません…。
これからも低ペース&不定期なのでご迷惑をおかけしますが
よろしくおねがいします。
「……。」
ふと起きると外はまだ真っ暗だった。暗い部屋だが蛍光使用なのでうっすら見える時計を見る。真夜中だ。疲れていたとは言えソファで寝るのは良くない。なんか体のあちこちが痛いし疲れが取れたって感じがあんまりないな。
「……めんどいけど、部屋に戻るか 」
まだ朝までは時間があるし布団できちんと寝よう。明日に疲れを残したらこの現代社会は生きていけない。
「……ん?」
部屋の電気がついている。俺、つけっぱだったっけ?癖付いてるからいつも電気は消すはずなんだが……。て、ことは朝からつけっぱ?うわー、電気代かかるわ。と、思いつつドアを開けると……
「あひっ!?」
「……は?」
…なんかいた。変な鳴き声を出してこちらを見ている。こいつは……あれだ
「よ、夜桜……」
な、なんでこいつが?こんな夜中に?しかもなぜ俺の部屋?
「な、なんだ。良知か。びっくりさせるんじゃないわよ」
そしてプリプリと怒ってくる夜桜。まてまてまて。ちょっと待ってくれ。
「いや、脅かしたから悪かった。……けどさ」
「なによ?」
「なんでここにいんの?」
「……は?」
そしてこの後俺が寝ぼけて話を聞いていなかったことがバレ、説教されたのだった。
「……だ、だいたいわかった。けど、なんでお前の家は使えなくなったんだよ?」
まず、いきなり使えなくなったってのもおかしな話だ。俺は床、夜桜はベットという配置で話し出した。なんで俺が床なのかっていう理由は、男には我慢しなくちゃならんときがたくさん来る。まさにそのときだ。いや、よくわからんけども。
「えとね……。元から私に家は無いのよ」
はじめ、俺には夜桜の言っている意味がよくわからなかった。家がない? なにを言っている?
「私はAキラーによって家族、親戚を殺され、家を追い出されたってことになってる」
「ち、ちょっと待て。なってるって言うのはどういうことだ?」
それが真実でないということを知っているような口ぶり。疑問が次々と溢れてくる。
「殺したのは……わたし」
「……な、に?」
その言葉でますます意味がわからなくなった。自分の親を?なぜ?いや、それ以前にそれは本当のことなのだろうか?夜桜はうつむいたまま告げる。
「私は…。私の中にはもう一人の私がいるの」
翌日。あれから夜桜はもう寝ると言って布団に入ってしまった。俺の布団だがあんな話を聞いた後だ。無理に帰すわけにもいかないし、あいつには帰る場所が無いんだ。で、結局ソファーで寝た俺は授業中、爆睡してた。そして今は実習の時間だ。基本、俺たち特別部はより抜きで入ってきたやつらだけなので実習の科目は一応あるが自由参加みたいになってる。単位はMAX値がもらえる。これは良い制度だよな。しかし今はMRSの一員ってことになってるしいつAキラーが町を暴れまわるかわからない状況なので訓練は欠かせない。今日も特別部の訓練所にいるのは夜桜と俺だけだ。
「なぁ、夜桜……?」
「な、なによ」
昨夜の夜桜の真実を知ってしまったからには聞きたいこともたくさんある。だが、ひとまず
「今日は帰らないか? そんな気持ちでやってても怪我するだけだと思うぞ?」
俺は射撃訓練をしようとする夜桜の手に握られたシュバルツを指差す。安全装置がかかったままだ。これじゃ撃とうにも撃てない。それを俺に指摘されたからか夜桜ははっとしてシュバルツをホルスターにしまいこみコクッと頷いた。
帰る家がない夜桜は……。まぁ、他に頼れるところが無いらしく俺の家に滞在することになった。俺と会う前住んでたことろとかはなぜか教えてくれず、そこまで追求することもないと思った俺はそこで質問をやめた。
「ちょっと。良知」
「なんだよ、いきなり……」
夜桜が帰り道。いきなり足を止めズビシっと指差した先にはもうどこでもあるコンビニエンスがあった。
「……で?」
なにが言いたいかはだいたいわかっていたがこいつにはきちんと頼み事をするときはお願いをしなければならないということを教えなければならないみたいだ。
「……お腹すいた」
……。ま、気長に教えるか。ほぼ諦めつつ二人でコンビニエンスに入った。いつも通りの平和なコンビニの店内だが…。
「あれ?お前は神輿?」
そこにはMRS9の天才狙撃手、神輿游が居た。普通の友達がコンビニに偶然いるのはよくあることだが、こいつは少し違うと思ってた。この必要最低限のものしか買わない持たないの神輿がコンビニというついつい無駄なものまで買ってしまうところに居るのは俺にとっては少々意外だったのだ。
「あれ、游じゃない。あんた実習は?」
夜桜も神輿に気付き問いかけていた。確かにこいつは俺たち特別部と違って普通の遠距離攻撃部に所属しているので実習は強制参加のはずだが……。
「……私はもう卒業できる点数とってるから良い、なの」
「あ、そうなの? ふーん……」
夜桜は軽く納得しているが1年のこの時期で3年ぶんの点数をとるなんてとてもできることじゃない。俺は特別部だから気にしないが…。大悟(近接攻撃部のあいつ)が言うにはいつも何人もの生徒が点数を取れず、補習や追試を受けているらしい。あいつもなんかギリギリらしいけど。
「で、神輿。お前はなぜそれをそんなに持ってる?」
もうずっと気になっていたことを聞いてみる。既に神輿は手にいくつか物を持っていた。……鮭の缶詰めを大量に。小さい買い物かごを腕に下げておりほぼ買い占め状態。しかも全て鮭の缶詰め。
「……好き、なの」
意外な人物の意外な好物を発見した。
「へー。游ってそんなん食べるんだ。意外ね」
と、夜桜は言いつつ俺が持つ買い物かごにシュークリームをポイポイ投げ込んでくる。こいつの好物はシュークリームだ。そんなに甘いもの食べると太ると思うんだが何せこのスタイル。心配はいらないだろう。
「なに? 人のことジロジロやらしい目で見ないでよね」
少し見すぎてしまったのか夜桜がこんなことを言ってきた。
「やらしい目なんかしてねーよ。何個シュークリームを入れるか見てただけだ」
少し嫌みっぽく言ってやったが夜桜にとってはそんなのどこ吹く風。次々とシュークリームを投げ入れるのだった。
どうでしたでしょうか?
次々とキャラクターたちの素性が明らかになっていきますので
ご期待ください!
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