あれは突然くるもの。その後の選択は自分で決めるものだけど
教団などというから大きな大広間に無数の人間が居ると思ってました。しかし、実際は普通の喫茶店を貸し切っての集会で、参加者も僕と咲音様を含めて10人ほどで、何をしているかと思えば、寝たり、本を読んだり、要は好き勝手に行動をしていました
そこに坂巻と金髪が入ってきました
「今日は集まっていただいてありがとうございます。本来は新入りと各分野での情報交換を行うはずです。しかし…………」
そういうと金髪はこちらをチラリと見た後、叫んだ
「裏切り者の排除が先になるでしょう」
気がついたら、10丁のピストルが僕らに向けられています
「……えーっと……僕、悪いことしましたっけ?」
「君は悪いことしていないよ。悪いのは私。ごめんね」
「咲音様!!悪いことに僕を巻き込んだんですか。かわいいから良いですけど」
「怒らないんだ。罪悪感が残って嫌な感じ」
危機感が足りない気がします。金髪も苛立っていますし
「余裕ね。だったら余裕をもって死ねばいい」
「うーん、その台詞はそのまま返そうかな」
4丁のピストルがカランを転がり、その後持ち主たちは静かに倒れます
「あんた達は余裕だね。余裕を持って死んだみたいだけど」
咲音様は何かやっていたのですね。僕もなに余裕もって話しているんだろって思ってました
「撃て――――――――――」
ヤバ!!
『パヒュー』と銃声が鳴ると僕の左腕に6つの穴が開いていました。僕に穴が開くのは別にいいけど、痛!!
「ア……龍吾!!ハートマックス」
心臓?敵に心拍を増やす命令を送ります
再び『パヒュー』と銃声が鳴り、右肩に2つの穴が開きました。何故か今度は痛みを感じませんでした。何はともあれ残りは2人、坂巻と金髪だけだった
「龍吾君がワイルドカードだったみたいね。君がいなければ4人殺されて終わりだった。でも、もういいLv4発動。対象2名スタート」
「…………こんなことになるなら、あそこで殺しておくんだったよ。まあ、残り60秒で龍吾君たちは普通の少年少女に戻る」
「命令を取り消させようとしても無駄だよ。坂巻は自分の制御に特化した能力者だからね」
「君が普通の少年になったら私の下僕としてこき使ってあげよう」
「咲音は殺すけどね」
「君には支えとなる人が咲音しかいないらしいからね。咲音を消してそこに私を当てはめよう」
「君がなるのは人の右の一方的に支える方だけどね」
「君が悪いんだよ。さっさと逃げるか味方になると言えば、良い仲間になれただろうに」
「私が失った仲間の補てんを君がするんだよ。大変だねー」
……あああああああああああああああああああああああああああああああ
「うるせーーーーー偉そうにこのやろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
要は坂巻が処理不可能なほどに電波の命令を強力に大量に飛ばして、かくれたきさまをとめればいいんだろーが
500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす500の命令を飛ばす
「もういい。私が死ねばいいのならそれでいいから」
そう、隣の女の子が言ってきました。凄い可愛い娘だなあと思いました
「僕ば、敵を倒ざなぐじゃ」
1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす
「…………」
「やめて。私には君にここまで望んで……い。私の味方にならなくても文句はなかったし、少しの助けになってくれれば十分だと思っていた。君が壊れ………て望んでいない。私は最高の味…を失いたくない。違う。君が……なの。君が敵……して、私……由になったとしても、そ………由な世………かに…………………い。そんな世界だったら私、君の世……………いと思う。だから……」
1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす1000の命令を飛ばす
「…………」
命令を拒否した青年は倒れた。あとは?この人と戦っていた?なぜ?あれ?
朦朧をしながらも何となく命じた
「撤回しろ。そして眠れ」
なにを撤回しろというのか。自分で判ってないのかよ。自分ってなんだよ!!
「ごめんね……。私の事は忘れてもいい。だから……死なないで」
泣かないでよ。僕の記憶、体に染みついた記憶まで落ち始めているのに
でも、泣かせたらいけないよね。命令する
「僕を忘れろ。そして思うがままに人生を選んで」
ボロボロの記憶に負荷がかかり、ハジケ飛んだ