彼女の生前
雅瑠奈は、支度をして、綺麗な格好で外を出る。天気は晴れ。日傘を差して外を出るが、日差しが強い。近くのコンビニに行き、おにぎりと煙草を買う。
「はぁーっ、夏は暑いなぁ...」
瑠奈はそんな事をつぶやきながら、目的地へと向かう。その時、こちら側に車が来てることも知らずに。
♡
瑠奈は、目が覚めると、知らないところにいた。
「ここ...どこ?私の知らない場所...」
見たところ、ファンタジーでいう王都だろうか?取り敢えず、周りの人に話を聞いてみることにした。
「えっと...すいません、ここって...?」
話しかけた商人は、少し苦笑した顔をすると、答える。
「ここは...アルフォニアだよ」
少し優しめな声で答えると、商人は仕事に戻る。
(なんで私はここに...?取り敢えず歩いてみるしか...)
そう思えば、ここでは詠唱?みたいな事をしている人がいた。魔法なんて、ファンタジーの世界にしかないのに。と思っていると、人にぶつかられる。
「あ...?いってえな...お前、誰だよ」
うわ、柄が悪い人に絡まれた。と思っていると、また話しかけてくる。
「金、出せよ...出せるよな?」
瑠奈はなんでこんな目に...と思っていたが、逃げられそうにはない。
周りの人は、瑠奈を可哀想な目で見ていたが、助けはしない。
(そういえば...周りの人は詠唱をしていたな...真似してみようかな?)
瑠奈は先程聞いた詠唱を真似し、読み上げてみる。やってみると、意外に簡単にできた。
「う、うわぁぁぁぁぁぁ!何故っ!使えるんだ!」
魔法を使うと、目の前の男はビビリ、すぐに逃げる。周りの人達は拍手をし、すぐに店をやり直す。
(魔法って...すごいんだ...)
瑠奈は魔法に驚きながら、街を進む。その途中、誰かに手を掴まれる。その人は...




