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邪神の実力

続編です。楽しんでいってください。

怒り狂った邪龍は、目が赤く光り、俺を目掛けて突っ込んでくる。……動きが単調になったな。だが、目で追うのがやっとなスピード、舐めてはかかれない。

右脚を左前に置き、左脚を支点にして、大きく回転する。その遠心力で邪龍の翼を切り落とす。

「ギィヤァァ!!!!」叫び声を上げる。すかさず、俺は首筋に刃を当て、1秒間に数十回もの斬撃を叩き込んだ。……そろそろ鱗も限界だろう。

距離を取った邪龍に、目にも止まらぬ速さで近付いた。その瞬間に頭部を蹴り上げ、正確な斬撃で…首を切り落とした。「ドォォン……!」

首が落ち、一拍置いて体が倒れた。

遺体から黒いモヤが出る。俺はそれに手を伸ばし、力を得る。そうした後、俺は消し飛んだ岩だった物に座り込んだ。

……疲れたな。意識を失いかける。…街に戻らないとな。立ち上がり、力を使おうとする。そんな時に、「何事だ!?」そんな声が聞こえる。慌てて力を抑え込む。振り返ると1人の男がいた。「……君がやったのか?」そんな質問に

「あぁ、そうだよ」それだけ返した。

「き、君が?一人で?……って怪我してるじゃないか!?早く街に戻ろう。」そのまま、この男と街に戻った。


……此処は?外を見る。……中央ギルド、街に戻ったのか。いつの間にか意識が落ちていたらしい。「あ、起きたかい?」そんな声が聞こえた。

「あぁ、助かったよ」感謝の意を表す。

……何となく、コイツがだれか知ってる気がする。何故だ?金髪で青い瞳……背筋が綺麗に伸びている。……イケメンってヤツか。

「アンタは?」そんな質問に「自己紹介がまだだったね」そう言い説明してくれた。

……なるほど、コイツは、勇者か。太陽神が作ったやつだな。道理で知っているわけだ。

名は『アイン・ホープ』と言うのか。

「僕からも聞きたいことがあるんだけど」ソイツは、真面目そうに言った。

「とりあえず、名前だけ教えて欲しい」そう言われたため「……イーヴル」だったよな?そう答えた。勇者は、ニコリと笑って「それじゃあ、イーヴル君」一拍置いて「どうやってあの龍に勝ったのかな?」そう、問い質されてしまった。


ただ勝っただけなら、問題ない。だが一つそこじゃない問題がある。それは俺がまた、

アテネの加護を受けずに勝ったからだ。

勇者が出るレベルの任務……最低でもAか、それ以上。それを加護なし……

絶対に目を付けられる。それだけは避けたい。

……邪神の力を集めてるのがバレるかもしれないしな。

「先にどこかのパーティが弱らせていてくれたんだ。その人たちは、俺が来た時には、もう……」

そんな嘘をつく。「その可能性も無くはない。だけど、死傷者は、全員爪で切り裂かれていた、あの山は龍が、その後爆発させたことになる。誰も居ない山で爆発をさせる理由なんてあるかい?」問い詰められる。……マズイな。

そんな時、ドアが開いた。……見覚えのある人だ。その胸のバッジには前と同じように中央ギルドと書いてある。

「お久しぶりですね匿名さん」白く綺麗な髪を振り彼女はそう言った。

「…そう言えばお互い名前を聞いてなかったな。そんなんでよくギルド登録できたな。」思った事を口に出す。「貴方が、イレギュラーだったからですよ。匿名で登録することも可能です。一先ず名乗ってもらえますか?」

「そうだな、名は…イーヴルだよ。アンタは?」

「私は『セシア・ピース』です」

「いい名前だな。覚えておくよ」そう返す。

「酷い怪我ですね。治せるところは、治しておきます」そう言って緑色の淡い光を出現させる。

「凄いな、こんなことも出来るのか」ただの一般人では、ないってことか。……そういえば中央ギルドの受付嬢はそんなことができるんだったな。

治療が終わる頃、アインが

「で、さっきの質問には?」そう問い質してくる。しばし、考え込み「……あぁ、そうだよ。俺が一人で倒した」セシアは、目を見開く。

「え!?でも、貴方また、加護を……むぐっ」

慌ててセシアの口を塞ぐ。

「余計なこと言うな」耳元で囁く。アインは、首を傾げている。……まぁ、いい。

「で、さっき、何でわざわざ隠そうとしたのかな?」アインが言う。「……また、面倒臭いやつに絡まれるかもしれないからな」適当な理由を作る。

「また?」「経験があるんだよ」そう答える。

しばし無言「……他に何かあるのか?」そう問いを投げる。

「無い……かな」それを聞いた後、その場を去ろうとする。「き、傷は!?」口を揃えて言われる。「……治ったよ。治療ありがとな」それだけ言い残しその場を去った。


外に出た途端、ものずごい気配を感じた。

……ど、何処だ?明らかに強すぎる……邪神の力。

……まさか、集めている?その可能性は、多いに有り得る。あの能力を得れば最強になれる、

そのため、それに気付いた奴は、力を集めることもあるだろう。……マズイな盲点だった。

気配の感じで最低でも30%以上…早いな……

今戦っても勝てない。今の俺の力は20%超程度…能力の応用で何とか……無理か?

……そうして、また新たな問題が俺を襲うのであった。

ご視聴ありがとうございました。

終盤に差し掛かった邪神のバカンスをよろしくお願いします。

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