邪神vs???
続編です。楽しんでいってください。
「……なるほど。だいたい分かった。」俺がそう言った後、店員がピザを持ってきた。
場所は俺が飛んでくる時登った山、龍の魔物、攻撃すると怪物化する。
俺はピザを頬張る。……なかなか上手いな。
このチーズ……?が特に。……人間というのは、ほんと面白い。何故、食べ物を腐らせようと考えるのか。
あっという間に食べ切り、席を立った。
「ちょ、ちょ待てよ!?」焦ったように言われる。
「まさか、お前戦いに行くのか!?」
「……まぁ、そうなるかもな」そう言うと目を見開いて「ほ、本気で言ってんのか!?ランクがSでもないならやめておけ!」……怒鳴られてしまった。まぁ、いいか。「それは、俺の自由だ。あと、別に今すぐ戦いに行くわけじゃない。折角の休みで死ぬなんてゴメンだ」
少し苦笑してその場から去った。
「じゃあ……山に向かうか」そう呟いた。
さっきの言ったことは、なんだったんだと思うだろう。別に、戦うつもりじゃない。……少し見に行くだけだ。そう考えながら、俺は山へと歩を進めた。 ……脚は十分使えるしな。きっと大丈夫だろう。
山についた頃、日が落ちかけていた。
まさか……此処にか。力を使い跳び上がる。
一瞬にして頂上についた。
……確かに凄いのがいるな、どのくらいだ?
俺が1歩進むと縄張りにでも入ったのか、けたたましい声で吠えられた。そこに目をやると、
……デカイな。どデカい龍がいた。
……下調べ程度で来たから、余計なことはしないでおくか。そう考えて、「悪いな」と、その一言だけ言い残して立ち去ろうとする。
……まだ、かなりキレてるな。あそこの血痕は…そこの奴らのか。
魔物が持っている邪神の力は、だいだい10%超
……近頃、狩りに来るかもな。
街に戻ろうとして振り返る。そうすると、そこには、黒いモヤが浮いていた。
……案外あるもんだな。手を伸ばす。
「な!?」5%程。多くの力を得られた。
…俺は、ナイフを取り出し、強く握りしめた。
笑みがこぼれる。
龍にナイフを向けて殺意を出す。
「…予定変更だ」
目の前の邪龍は、俺を睨みつける。黒いモヤが濃くなり、羽や鱗、爪がより、強靭になる。俺は、ナイフをクルクルと回し、
勢いよく地を蹴った。普通であれば目でも追えぬようなスピード。だが、邪龍は、当たり前のように反応して見せた。
ナイフを振り下ろす。……流石に防がれるか。
一気に全身に力を入れ、全力で地に叩きつける。……少し、崩れたな?
「グヤァァァァ!」叫び声を上げ、俺を振り払う。……距離を取るか。数歩後ろに下がり、
様子を見る。邪龍は、すかさず口の中に黒い炎を生成した。「っつ…!マジかよ!?」
阻止しようとする。……間に合わないか。
一瞬で回避行動をとる。そして、
…………轟音と共に黒い光に包まれる。
山が半分消し飛んだ。「……まじか」……流石に強いな。そんなことを考えている暇もなく、音よりも速い速度で飛んで来る。精一杯防御する。だが、「ぐっ……!」流石にキツイ。
体を大きく捻り、邪龍の頭を殴りつける。
それでも邪龍は、爪を伸ばし掴みかかる。そのまま、上空へと飛び上がり、俺を叩きつけようとする。「……っマズイな」ナイフで爪を切り落とそうとする。……っ硬すぎる。ヤバい!
そう思った時には、俺は地上にいた。
「……流石に舐めてたな」立ち上がりながら言う。そうだ、まさかここまでとは、思わなかった。逃げる?いや、そんな事はしない。
俺は笑みを浮かべて。
「……そろそろ、終わらせるか」そう言葉を発した。その瞬間、俺の手に黒い光が集まり、
ナイフが顕現される。そして、それを一度、
降ってみせる。何よりも硬い邪龍の鱗に傷がつく。そして、瞬く間に山が崩れ落ちた。
……まぁ、10%も力があれば出来るか。
一拍置いて俺は言う「……形成逆転だな」
ご視聴ありがとうございました。
決着はどうなるのか今後の投稿もよろしくお願いします。