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邪神バカンス

続編です!楽しんでいってください。

「は?」思わず素っ頓狂な声が出た。

「俺は、邪神だぞ?休めるわけが無いだろ」そう言うと、

「私がどうにかしますよ」と何故か余裕そうに言った。

「ありがたい話だな…だが、悪いが俺の仕事は、山積みなんだ…気軽にどうこうできる問題じゃない」思ったことをそのまま口にする。

「それは、貴方が部下の仕事を全て自分でしようとするからでしょう?逆に、私の部下は優秀でしてね、近頃はめっきり暇なんですね」

クスクスと笑いながら言う。実際、その通りだ俺が先代の邪神と違うからって『魔人』達が変わる訳ではない。闘争心が強く、傲慢。勝手に闘技場など作りやがって……

「なので少し休んでは、どうです?」

「……いや、でも一体どうやるって言うんだ?」

「自分が平和にした世界にでも行けばいいじゃないですか!」 ……困惑する。……何がしたいのか分からない。面白みは、感じる…だが、

彼女に…太陽神に…なんのメリットもないんじゃないか?

「折角なので今平和にしたこの世界にしましょう!」

……何も分からない、困惑し続けている。そんな、俺を置いて行って太陽神は、俺をこの世界に引きづり込んだ……


「どうやらもう戻れないらしいな」そう呟く……

太陽神の「いってらっしゃーい!……」という元気な言葉だけ聞こえた。……他に何か言おうとしてたな。転移させる前に言えよ……

ため息をつき、意識が落ちた。


目を覚ました時には、平原に居た。

……本当に来ちまったのか…未だに困惑している。だが、そんなことしていても意味ないと思い、ため息をついて歩き出した。

「キャァァァァ!!!!」誰かの叫び声が聞こえる。

「早速かよ……」そう呟き、走って行く。何だか、体が重いが急にこの世界に来たのなら当たり前とも感じた。……とにかく急ぐか。

悲鳴の方に行くと、5人程の盗賊が馬車を襲っている。……あの眼帯を付けたゴツイ奴がボスか?「まだ、間に合うか」そう呟いて、地を蹴った。

横転した馬車の上に立って威圧する…そして、「逃げろ」と馬車の運転手と2人の女性に言った。逃げたのを確認し、臨戦態勢に入る。

「何してくれてんだクソ野郎!」そんな怒声が飛んできた。「黙れよ」それだけ言って一瞬で眼前にまで近づく…………つもりだった、だが、今気付いた。邪神の力が使えないということを……

そして……後頭部に激痛が走り意識を失った。


目が覚めると檻の中に居た。「なんだこれは」「それは、鉄の檻だお前みたいな雑魚の身体をカッ捌いて売るんだよ。お前程度じゃなにもできない、余計な抵抗は、しないことだな。……くれぐれも自殺するなよ鮮度が落ちるからな?」眼帯の男は、それだけ言い残し去っていった。

辺りを見回し、靴をトントンと床につけ履き直す。

意識が朦朧とする……まぁ、でもいい。

「早速、脱獄させて貰うか……!」

ご視聴頂きありがとうございました。

今後の続編もよろしくお願いします。

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