第九十話龍族の協力
第九十話龍族の協力
カイリたちの遺体を触った状態でカイリの先輩の毒に触れた私は気づいた。
カイリとその先輩が一緒に組んでいたのは能力が関係していると。
その先輩の毒をカイリの能力で消すことができることそして使用者が死んだ後も発動する。
「早く冒険者課に報告に行こう」
私とノアは冒険者課にカイリたちのこと、ヴォルフガングの再生能力を無効化させた毒のことなどを報告した。
話し合いの末カイリの遺体とその先輩の遺体は装備などで使われることになった。
「これで魔王を倒すことが出来る!!」
冒険者課の人達の盛り上がりの声は役所の外まで聞こえるほどだった。
希望は一つでも多いにこしたことはない。
そう思っていても再生能力を封じただけではヴォルフガングには勝てないことは目に見えている。
実際に戦ったアリスたちを連れて防衛大臣たちと作戦を立てる。
ザザザ
「呼ばれる前に来ておいたぜ二人共」
「…………アイツとの決戦だ。手を抜くつもりはない」
「今度こそ復活できないようにするわよ!!」
「三人ともどうしてここに!?」
ノアの質問にアリスが照れくさそうに話した。
「ミドラが私たちを呼んだのよ。(ありがとう。ねえ、ミドラ本当に話し合いは無理なの? あとでまた話しましょうよ)」
このノラたちと防衛大臣たちとの作戦会談がエデンの園の解体会談へ繋がるのだった。
そして場面はミドラ(複製体)に切り替わる。
「俺の望む平和にヴォルフガングが不要だっただけだ。どれだけ頼まれようと話し合いは無理だ、アリス」
龍國峠で先日の件の謝罪と俺が複製体であることを含めて全てを話した。
皆は俺を複製体(偽物)と知りながらも受け入れた。
俺は複製体とはいえ今は龍族の長でありミドラだ。
「エデンの園構成員から人間たちの町を守れ!! その際構成員は極力殺さず捕えろ!!」
これで動きやすくはなるだろ、アリス。
話し合いは複製体の俺ではなくアイツ(本物のミドラ)とやってくれ。
「俺は人間の長たちとの会談に向かう。指揮はヨルグに任せる」
「任せて族長(ここで明かしたってことは、また死ぬつもりじゃないでしょうねミドラ……絶対に二度も貴方を死なせないから)」
本当にヨルグは俺の調子を狂わせてくる。
こんな気持ちはアイツと一緒じゃなくていいんだよ。
「ヨルグ…………何年後かは知らないがアイツが帰ってきた時は頼む」
俺はアイツと同じでヨルグを好いている。
だが俺には蓋をすべき感情だ。
本当に何を考えているんだ俺は。
ヴォルフガングを殺してアイツが見たがっていた平和な世界を見せる。
そのためにヴォルフガングに協力するふりまでしたのだから。
俺はヴォルフガングが増援を呼ぶ際に使うUFOの場所や支部の場所などの俺が手に入れた情報を念話でルミエルたちに伝えた。
そして場面はルミエルに切り替わる
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来る時にしますね




