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第八十五話緊急依頼

第八十五話緊急依頼


着々と協力者を増やし有力な情報を得たヒョウたちはその情報を確かめるべく行動することにした。


同時刻、転移されたルミエルたちが合流するために奔走していた頃王都では会談が行われていた。


会談中、王都が襲撃されてからゼルド(防衛大臣)の決意は固くなったのがすぐに分かった。


「セオドア隊長がエデンの園のアジトを突き止めたとの報告がありました!!」

その一報を聞いたゼルドは即座に行動に移した。

「全ての冒険者課にエデンの園緊急依頼を出すんだ!! 報酬は百万メニー、そして必要に応じてアイテムや装備は補充・交換自由にする。依頼を受けた低・中ランク冒険者にはアイテム・装備一式を追加で渡す。そして他国にも伝えてくれ人手は多いに越したことはない。全責任は俺が取る!」

「了解致しました」

「それでは失礼させてもらう。必要な物があれば言ってくれ、すぐに用意させる。またな、ジン、互いに生きてまた飲もうぜ」

「約束だ、ゼルド」

カルメラの話を聞いた限り叔父様は、騎士団の懲罰房にいるだろうから話を聞きに行こうかな、サプライズも用意してな。


コツ……コツ……コツ

「お久しぶりです、叔父様」

「俺は見せ物じゃねんだよ、テメェ何しに来た!!」

「そんなの、決まってますよ。話し合いです。断れば叔父様の言いたくないことを全て暴露するだけなので安心して断ってくれてもいいですよ」

「何を知ってんだよ」

「例えば叔父様が王都にエデンの園を招き入れたとか」

「なんでそれを知ってんだよ!?」

「単純に襲撃犯を拷問して調べただけですよ。叔父様に出来ないのが残念です」

「分かった話し合いをする、だから俺にはやらない」

「だってよユーリ」

「ユーリってまさか……違います団長!! 私のせいではありません、私は騙されたのです!!」

「ジン感謝する。後は任せてくれ。気づけなかった俺が膿は出さなければならない」

「早めに吐いた方が楽ですよ叔父様」

叔父様が知らない新しい俺の能力を使う。

それは対象の音を決めた範囲内の生物に強制的に聞かせる能力だ。

ちなみに音量は扉をノックするぐらいで聞こえるので、そこまで作業の邪魔にはならないと思う。

今回はそれを使って叔父様の声を王都中に聞かせる。


それをしながら俺はカルメラとダリスを連れて"騎士団の闇"に向かう。


"騎士団の闇"とは公に出来ない仕事……いわゆる殺人を専門とする部隊のことだ。

殺人罪で捕まった囚人も多く所属している。

今回俺がユーリ(団長)から任命されたのがこの"騎士団の闇"をまとめる隊長だ。


「ジンさん、本当に引き受けて良かったのですか?」

「エデンの園に居たやつもい…………」

「荒くれをまとめてこその漢だ、今から燃えてくるぜ!!」

「割り込まないでダリス、それと黙って!!」

「まあいいじゃないか、期待してるからなダリス」

騎士団の闇にはエデンの園に居たやつらもいる。

情報を得る良い機会だ、引き受けないわけがない。

「カルメラ、ダリスのブレーキ役と情報収集を頼んでいいか」

「いつも以上に任せてください。失敗すれば世界が終わりますから……ずっとみんなで笑い合いたいですから」

「そうだな。だが、気負いすぎるなよカルメラ、俺に出来ることはやるからな」

「ありがとうございますジンさん、その時はお願いしますね。頼りにしてますから」

「俺にもドーンと任せてくれよな!!」


読んでいただきありがとうございます!!

更新は出来る時にしますね

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