第七十八話王都襲撃後編
第七十八話王都襲撃後編
ヴァサヴァサ
「セオドア隊長、東門地区が陥落しました。すぐに救援に来ていただけないでしょうか!!」
「……了解した。南門地区セドリック隊長を呼んでくれないか?」
「了解致しました、セオドア隊長」
「任せた。"血飲み"と"縁結び"が来ていなければ南門地区は奪還出来なかった。……っと話が逸れたな。今は、セドリックが来るまで相手をしてもらうぞファジリス!!」
私が一旦休戦してもらえるように双方を説得したが一匹の蛇により状況は最悪へと転落した。
ニョロニョロ
「おい、ファジリス早く帰ってきて!! テシ兄が……テシ兄がボスに殺された!!」
「……はっ? 何の冗談だよ。ルミエルを連れて行けば助けるって……」
ゴゴゴゴゴ
「すまねぇな……死ぬなよ、ルミエル」
私は身体を貫かれた。
「力加減間違えちまった」
あっ、これダメなやつだ。私の最期ってこんな呆気ないの?
待ってよ、嫌だ……まだ死にたくない。もっとスミカと……みんなと一緒に……いる……んだ。
私の意識はその後途切れた。
「エル? この血の量……嘘だよね。 エルが死ぬなんてありえないよね? ねえ早く目を覚ましてよ……ね?」
回想
「蘇生魔法覚えてね……夢の通りなら使うから」
回想終わり
「ノラの言ってた『蘇生魔法を使うから』って……エルにだったなんて……って泣いてる場合じゃない!! 今すぐに蘇生をしないと。少しでも、冷静に……冷静にならないと失敗しちゃう……それだけは嫌だ。震えが……止まらない」
「ファジリス……貴様との休戦などありえないことが証明されたな。これより俺は修羅となる……死の覚悟しておけ」
「今だけは邪魔しないで!! 殺し合うならエルを蘇らせてからにして……間に合わなかったら後を追って死んだ後に二人とも呪い殺すから」
「「今は待ってやる」」
「エル待ってて……今目覚めさせてあげるから」
温かい……なんだろう、この感覚
「……ル…………エル、目を覚ましてよエル!!」
「んん……スミカ……心配させてごめん少し……眠らせて」
蘇った影響なのか上手く身体が動かなかった私は、少し身体を休ませるために眠ることにした。
「眠っちゃった。良かった、成功した」
バタン
「安心したら足の力抜けちゃった」
私が眠りに入ろうとした時に鮮明に聞こえたのは、スミカの泣いている声だった。
ニョロニョロ
「隙だらけだし……いただきま〜す!!」
バクン
「エル!?」
「何してんだペディ!!」
「テシ兄が殺されたなんて嘘だよ。こいつをボスに連れて行って僕が次の四天王になるんだ。義姉さんは甘すぎるんだよ。早く僕の前から永遠に消えてよ」
「テシウスが殺されてないのか…………ほんと良かった。けどまだ、治ってない事実は変わらねぇはず……お前らに頼むのはおかしいことは分かってる、けど今回だけは協力してくれ!! 協力してくれれば、条件としてボスの居場所を教える……だから頼む!! その後は私をどうしようとも構わない」
「だったら話は早い、協力してやる。貴様らのボスを殺して全てを終わらせた後、王都の復興を手伝ってもらう……死ぬまでだ、分かったな!! 今回はこれで手を打ってやる」
「それで構わない、感謝する。今すぐに戦闘を中止させる」
ファジリスさんはそういって傭兵たちに命令した。
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