第七十五話覚悟
第七十五話覚悟
私たちはアカネちゃんとヨシカゲくんと共に手伝っていたのだが『空気が甘い』と帰らされてしまった。
「なあミリア空気が甘いってなんのことなんだ?」
「前の二人を見れば分かります」
「なあアカネどこ行きたい?」
「私はヨシカゲと一緒なら泥川だって楽しいわよ」
「俺もだ。だけどせっかくならアカネが行きたい場所に一緒に行きたいんだ」
「ありがと、それなら…………よっ、ヨシカゲと温泉に入りたい……もっ、もももちろん兄貴も一緒にだから!!(ああもう何言ってるのよ私……これだと二人で入れないじゃない。せっかく勇気出したのに、温泉一緒に入りたいなんて流石に早過ぎたかな?)」
「それじゃあ兄貴と三人で入る前に二人で入ろうな。本当はアカネだって二人で入りたいんだろ? そりゃあ俺だって兄貴とも入りたいけどやっぱりアカネと……入りたいから」
「「…………」」
「ああいうのを甘い空気っていうのか。傍から見れば俺たちもじゃないのか?」
「なぜですか? 別にいつも通りですけど」
「それじゃあいつも通りにするけどいいんだなミリア」
「? 聞かなくてもいつも通りで…………もっ、もしかして、流石にここでは恥ずか……」
チュ
プシュゥゥゥゥ
「恥ずかしいって言ったのに悪かったなミリア」
「羨ましいな」
ミリアたちを見たスミカが私の隣でつぶやき私を見つめた。
「チューするのはもうちょっと待って」
そう言いスミカに待ってもらった。
私たちは話しながらもアカネちゃんとヨシカゲくんをノアたちの下に送り届けた。
エリエルがノアに話しかけていた。
「ルミエルたちが帰ってきたから私とルーマンで新しい発明品の材料を取りに行ってもいい? 良いのが思いついたのだよ!! 善は急げさあ行こうか!!」
許可を得る前にエリエルとルーマンは走って行った。
「おい二人とも私は許可を出して……いない」
トントン
「ドンマイ」
「何がドンマイだノラ!! というか説明やらなんやら私ばっかじゃないかノラもたまにはしてくれ!!」
「え〜仕方ないな〜『ノラさまお願いします助けてください』って言ったらやってあげるよ(まあ言わなかったとしてもノアにばっか負担はかけられないから私もやるけど……たまには冗談ぐらいいいよね)」
ドンッ
「冗談なのは分かったが腹立ったから一発な」
ノアにゲンコツをされたノラが
「アカネちゃんとヨシカゲくんは私たちと人形を護ろうね。それとルミエルたち四人はちょっと遠いけど王都に行ってくれない? その前にスミカちゃんは制限付きだけど蘇生魔法覚えてね……夢のとおりなら使うから」
蘇生魔法なら私が覚えてる……なのにスミカにも覚えてもらわないといけなくなるとすれば、私だけが死ぬか二人以上死ぬってことになるよね
私が焦っている時、スミカがノラに質問した。
「蘇生魔法を覚えるのはいいけど……使うって何? 夢ってどういうことなの?」
ノラはスミカに申し訳なさそうに言った。
「ごめんね、今は言えないの(言ったらみんな行かないのは分かってるから。私たちが行くよりルミエルが行くから意味がある、それは分かってるけどごめんねルミエルそれにみんな……後で欲しいものあげるから)」
そういった後、私を見た。
その時の瞳を見て理解した。
"死ぬのは私なんだな"と。
「みんな、スミカが蘇生魔法を覚えたら早めに向かおう。出来ればミリアとシャルロッテも覚えてほしい。今更だけど何かあってからだと遅いから」
ノラとノアがみんなに蘇生魔法を教えている最中、私は覚悟を決めた。
『この覚悟が必要ない状況になってくれればいいんだけどな』そう思いながら
読んでいただきありがとうございます!!
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