第七十四話甘い空気
第七十四話甘い空気
ジンさんたちが会談に向かったことにより私たち四人でアカネちゃんとヨシカゲくんを迎えに行くことになったんだけど
「なんだか久しぶりな気がする四人だけって」
私は思わず呟いてしまった。
「別に久しぶりってわけでもな……」
「シー、ロッテ分かっていてもそれを言ってはダメですよ」
「別に言ってくれていいんだよ。ただそう思っただけだから……またこの四人でどこか出かけようよ」
私が提案するとみんな了承してくれた。
私たちはアカネちゃんたちを迎えに行った後食べに行く約束をした。
二十一分後
「お二人が見えました」
「あの二人なんか言いあいしてねぇか?」
言いあいみたいには見えるけど多分違う
「おいアカネ危ないだろ!! その瓦礫は俺が持つ。アカネが怪我したらどうすんだ!!」
「それを言ったら私だってヨシカゲが怪我してほしくないから……」
「「…………」」
「お二人さん、それなら二人で持てば解決するじゃろう」
「そうですね」
「……だね。それとごめんねヨシカゲ色々言っちゃって」
「気にしてないよ、アカネが俺のこと心配してくれてること伝わってるからさ」
「……もうヨシカゲのバカ、カッコつけちゃって…………私の前からいなくなったりしないでね」
「心配しなくていいって俺がアカネの前からいなくなったことが一度でもあったか?」
「ううん、ない」
「だろ、だから安心してほしい。アカネのことは俺が護るから」
「言っとくけど私もヨシカゲを護るから……ふふっ…………? あっ、ヨシカゲみてミリアさんたちが来てくれたわよ!!」
「……見られてないよな?」
「別に見られてもいいじゃない……何? もしかして恥ずかしいわけないわよね(ヨシカゲのこと煽ってるけど私だって恥ずかしいのよ)」
「……ん」
「ちょっヨシカゲ勝手に手を握るんじゃないわよ…………でもありがと(ヨシカゲと手を繋いでると、ヨシカゲの温もりを感じて安心しちゃう)」
「もしかして私たちお邪魔でしたか?」
「そういうことはないです」
「あの、ミリアさん私たちもう少し手伝ってから向かわせてください!!」
「それはいいですけど、私たちもお手伝いします」
ミリアの提案で私たちも手伝うことになった。
一時間後
手伝っている最中スミカがアカネちゃんに何か聞いている。
「ねぇアカネちゃん、デートの時にどうしてる?」
「どうと言われても相手に喜んでもらえるようにしてるだけですけど」
「だよね。う〜んどうしよう、誘いたいんだけど」
「そこから…….ルミエルさんならどんな誘い方でも喜んでくれると思いますけど」
「ありがとうアカネちゃん、誘ってみるね」
「…………」
「そんな目で見つめられても困る。今は身体を動かしてくれアカネ……デートなら後で行くから」
「分かってくれてありがと」
スミカが私を呼びながら走ってきた。
「ねぇエル終わったらデート行こう!!」
私は思わず飲んでいた水を吹き出してしまった。
「ゲホッゲホッ……どうしたのスミカ突然」
「だって好きだから」
「いいよ終わったらね」
ズズズ
「この空間甘甘じゃのう。お〜いそこの冒険者さんやもう手伝いはええぞ〜!!」
おじいちゃんが私たちを指差して叫んだ。
私たちがもう少し手伝うと言っても無理矢理帰らされてしまった。
アカネちゃんとヨシカゲくんをノアとノラたちのところに送り届けることにした。
本当はヒョウのところの方が安心できるんだろうけど帰ってきてないから。
二人を安全な場所にいてもらった方がヒョウも安心出来るよね。
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来る時にしますね




