第六十八話解呪
第六十八話解呪
俺たちはアリスたちに鍛えられ現在ゾーマに襲われている都市に向かっている。
アリスたちは『知り合いに会いに行く』そう言い残し別行動になった。
どこに行ったのかはおおよその予測は出来る。
「兄貴アレを見てください!!」
「アレとか言っても兄貴が分かんないでしょ!!」
俺は二人が安心できるように
「分かってるから安心してくれ」
声をかけた。
屍が住人を襲いそうになっているのを見た俺は
「墓に戻るがいい!!」
ザンッ
「ありがとうございます」
ペコリ
「アカネ後ろ!!」
「……ったく、よそ見をするなって前も言っただろ」
「「兄貴ありがとうございます」」
アカネとヨシカゲの成長は著しいが戦闘となると未だ慣れていないからか隙が出来ることが多い。
「ねえ兄貴この屍がいるってことはやっぱり」
「ああ確実ゾーマがいる。二人とも引き続き"解呪の宝珠"を探せ」
今回はゾーマの催眠を解くことが目的だ。
洗脳・催眠にかかった人間を元の状態に戻すことが出来る。
屍の動きが今までと違い何かを探す個体が多い、仮に屍の動きが今までと違うのが宝珠があるとするならば……或いは。
考える暇があるなら、渡された"倍増の刻石"を使う。
これさえあれば対象の物又は人を最大六まで増やすことが出来る。
使った結果全員で六人になった。
捜索はアカネ二人とヨシカゲ二人に任せ戦闘を俺が担当する、そうすれば安心して探せるはずだ。
屍が何回壊しても数分で蘇って厄介極まりない!!
俺はアカネとヨシカゲの周辺を中心に壊した。
二十分ほどした時ヨシカゲの『見つけた〜!!』の声が聞こえた。
その声に屍が寄っていくのが分かった俺はすぐさま屍を壊しながらヨシカゲの下へ突っ走った。
ヨシカゲが持っていた物は"解呪の宝珠"だった。
「ヨシカゲありがとな、あとは任せろ。アカネを連れて住人を護ってくれ」
「兄貴を信じてます」
俺はゾーマに"解呪の宝珠"を使うためゾーマの気配を辿って見つけだした。
「久しぶりだなゾーマ」
「だ……れだ」
「数回しか会ってないから覚えてなくても仕方ないよな……今戻してやる」
俺はゾーマにわざと突っ込んだ。
ゾーマの屍は予想通りに俺の腕を切断した。
そして宝珠を腕から離れた。
「作戦通りだ、行け俺!!」
「了解!! 範囲回復」
"俺"が回復魔法で屍を消し俺の腕を治す。
ゾーマが"俺"が掴んだ宝珠を狙うことが予測できた俺は刻石で増やした。
「行くぞ俺」
「任せろ"俺"」
そして俺たちはゾーマの前で落ちるようナイフに宝珠を巻き付かせ落ちた瞬間
「「戻ってこいゾーマ」」
宝珠を当てられたゾーマの身体は光を放った後元の状態に戻った。
「…………ここは、どこだ? ファジリスはどうなった」
「そのことはシノンのところに向かうまでに話す」
ゾーマは町の人に謝罪をし刻石の時間が過ぎるまで手伝った。
その後時間が過ぎた俺たちはシノンたちの下に向かった。
場面はアリスたちに切り替わる
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来るときにしますね
次回はアリスたちがとある人物に会った話を書こう思ってます




