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盗賊ギルドへ

 緊急クエスト達成のお祝い会が終了して各パーティーが帰路についている中、ニラダ達もギルドを出て、帰りの挨拶を互いにしていた。


「じゃあ、ニラダ君、私とティアさんは今日も宿に泊まるから、また明日ね」

「ああ、そうだ!ミヨモ、ティア、せっかくだしそろそろ空き家を借りるのはどうだ?」

「確かにそうね、借り賃のほうが宿に泊まり続けるよりは安くすむはずだし」

「でも、どの家を借りればいいんだろう?」


 ニラダに空き家を借りるよう提案されるミヨモとティアはどの家を借りればいいか迷っているが、それに対しニラダも助言をする。


「ギルドに相談してみるといいよ、ギルドとしても冒険者の拠点は把握しておきたいだろうし、ギルドに登録している事が家の借りるハードルも下がるからね」

「確かにそうね、ミヨモ、明日ギルドで相談してみましょう」

「うん!」


 ミヨモとティアは早速翌日に空き家を借りる事についての相談をギルドでする事を決め、改めて帰りの挨拶をする。


「じゃあニラダ君、また明日ね」

「お休みなさい」

「お休み」


 挨拶を終えるとミヨモとティアはその場をあとにして宿に向かっていく。2人の姿が見えなくなるとジャンもニラダに声をかける。


「じゃあ、俺も帰るぜ。報酬は明日盗賊ギルドに払いに来てくれ、待っているからよ」

「ああ、それじゃあまた明日」

「おお」


 ジャンもニラダの前から去っていき、ニラダもそのまま自分の家に帰っていく。


 翌朝、まずニラダはミヨモとティアの泊っている宿に向かうと、既に2人は宿の外にいて、ニラダの姿に気付いたミヨモがニラダに挨拶をする。


「あ、ニラダ君おはよう」

「おはようニラダ」

「おはよう2人共」

「じゃあ早速、ギルドに行って、私達の借りる家を探そうよ」


 3人が揃った事で、ミヨモは早速ギルドに行き、借家の相談をしようと呼びかけるがニラダから別の用件を告げられる。


「待ってくれ、先にジャンさんへの報酬を払いに盗賊ギルドに行こう。その用が済んでから冒険者ギルドに行こう」

「あ、そっか、しょうがないねジャンさんにはお世話になったし」

「それじゃあ早く行きましょう、きっと待っているわ」


 3人はジャンへの報酬支払の為に盗賊ギルドまで向かい、ギルドに到着すると中に入り挨拶をする。


「おじゃまします、えっとジャンさんはいらっしゃいますか?」

「おお、ちょっと待っていてくれ」


 ギルドにいた男はジャンを呼びに奥に行き、しばらくするとジャンが出てきてニラダ達に声をかける。


「おお来たのか、早速だが支払いを頼む」

「もちろん報酬は支払うが、今日はもう1つあなたに話があって来たんだ」

「俺にか?」


 ニラダがジャンに持ち掛けたい話とは?

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