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盗賊への依頼

 ニラダ達は現在発令中の緊急クエスト達成の為に盗賊専門の盗賊達が結成したギルドを訪れていた。そこにいた1人の若い男がニラダ達に何の用かと尋ね、ニラダ達は順番に自己紹介を始める。


「用件の前に自己紹介から、自分は冒険者で魔法使いをしているニラダと言います」

「私はミヨモ、彼と同じく魔法使いです」

「私はティアと申します。聖職者の修行の一環として冒険者をしております」


 ニラダ達の自己紹介が終わると男も自己紹介を始める。


「俺はジャン、盗賊だ、と言っても依頼を受けて本物の盗賊からお宝を取り戻す、傭兵やあんたら冒険者に近いな」

「実はあなた方のお話は事前にうかがっており、あなた方を見込んで依頼があります」

「冒険者さんが俺達に依頼とはな、でどんな依頼だ?」


 依頼内容をジャンと名乗る男が尋ね、まずはティアが口を開く。


「まずは最近、冒険者を狙った盗賊団がいるというのをあなたもご存知ですよね」

「ああ、クエストを達成した冒険者を狙っているっていう話だな」

「彼らを私達は捕まえたいと思います、どのような形でもいいのでご協力願えますか」

「うーーん、できればようもう少しはっきりこうして欲しいと言ってくれりゃあ協力しやすいんだけどな」


 ティアの依頼の仕方を中途半端に感じたのか、はっきりとした協力の方法を教えて欲しいとジャンは返答し、具体的な事をミヨモが尋ねる。


「えっと、ジャンさんはどこまで協力ができるかも教えてもらえますか?」

「そうだな、その盗賊の事を調べてあんたらに教えるから、直接俺がその盗賊からお宝を取り返してあんたらに渡すまでってとこかな、これ以外にもあったら一応話を聞くぜ」


 協力できる内容について大まかにジャンが説明するとニラダが思いついたかのように返答をする。


「ジャンさん、見たところあなたは短剣を所持しているようだし、場合によっては戦闘もあるんですか?」

「まあな、相手に見つからず取り返すのが理想だが、戦闘もこなす事はある」

「それならば俺達と一緒にその盗賊団を捕まえませんか?」

「俺は構わないが、冒険者が外部の奴を直接クエストに、それも戦闘に参加させていいのか?」


 ジャンは盗賊を捕まえる事に異論はないが、それが冒険者のクエストに抵触しないか心配するが、それに対してもニラダが自信満々に返答をする。


「これは俺達からあなたに対する依頼ですし、あなたも盗賊専門の盗賊として俺達に協力すれば問題ないと思います」

「おとなしそうな顔して、大胆な事をいう奴だないいだろう、あんた達の依頼を受ける」


盗賊専門の盗賊、ジャンがニラダ達に協力する事となった、さあ盗賊団を捕まえろ!

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