表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
134/283

発見!龍の葉

 クロスマウンテンの奥まで進み、そこで赤い木々を発見するが、その場に空中戦の得意ガーゴイルが現れ、ニラダ達は空中からのガーゴイルの攻撃に翻弄されてしまう。そんな中、ニラダが仲間に呼びかける。


「みんな、とりあえずばらけるんだ、まとまって行動すると串刺しにされてしまう!」


 ニラダの呼びかけに応じ、仲間達は散らばり、ガーゴイルからの一斉攻撃を避ける事にするが、ミヨモやティアの周辺に再度槍が落ちてきて、2人共怯んでしまう。


「ニラダ、あいつら体力が少ない、ミヨモやティアを集中攻撃するつもりだぜ!」

「くっ……」

「2人共かわし続けるのは難しいぞ、このままじゃどっちかが串刺しになっちまう!」

「くそ、弓矢ではあんな上まで届かないし、ミヨモの魔法では隙ができてしまう……」


 攻撃手段が乏しく、どう対処するか戸惑うニラダだが、あることを考えつき、ミヨモに接近する。


「え、ニラダ君どうしたの?」

「さっきまとまっていたら串刺しになるって言ったのはあなたじゃない」


 ミヨモもティアもニラダがミヨモに接近する行動に戸惑うがミヨモに近づくとニラダが耳打ちをする。


「え?そんな方法が、でもそれじゃあガーゴイルを倒せないよ」

「とりあえず奴らの攻撃手段を封じるのが先決だ、頼む」

「う、うん、任せて」


 ニラダが耳打ちでミヨモに何かの作戦を伝え、程なくして次の槍での攻撃が行われると、ニラダ達はかわす事に成功するが槍は再びガーゴイルの元に戻ろうとする。


「今だミヨモ!」


 ニラダがそう叫ぶとミヨモは応じて魔法の呪文を詠唱する。


「我に宿りし風の力よ、空気の流れを変え、雷をおこし給へ!サンダーストーム!」


 ミヨモが呪文の詠唱を行うと、雷が巻き起こり、その雷はガーゴイルの槍に放たれて浮きあがった槍を全て破壊する事に成功する。


「おお!やったぜ!」

「さあ、問題はこのあとね」


 しばらく状況を静観するが、ガーゴイルからの次の攻撃もなく、また地上からも降りてくる様子は見られないでいた。


「何もおきないね」

「多分ガーゴイルは空中からの攻撃手段がないとみて撤退したな」

「ニラダ君の作戦が上手くいったね」

「だが、また戻ってくるかもしれない、今のうちに龍の葉を探そう」


 ニラダがそう言って周囲を警戒している間に他の3人は赤い木々から葉を採取していく。


「ティアさん、これは?」

「……間違いないわ、龍の葉よ」

「やったーーー、龍の葉を見つけた!」

「よし、とりあえず1枚見つけたなら後は持ち帰ればクエスト達成だ、山を下りるぞ」


 龍の葉を発見し、ニラダ達は山を下りる事とする。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ