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用件の返事

 ニラダの師匠であるガンディーをニラダの師章ではあるSランク冒険者としての功績等をカーリソンギルド長より勉強と称して教えてもらいたい事を受付嬢に伝えると、ニラダ達は返事を待つ間にいくつかのクエストをこなしていた。


 そして用件を伝えてから3日が経ち、クエストの報酬を受け取る為にニラダ達は受付に行くと報酬を受け取った後に受付嬢よりカーリソンギルド長への要件について声をかけられる。


「あ、『成長しあう者達』の皆様、先日のカーリソンギルド長よりのお返事がありますのでお聞きしますか?」

「返事ですか、はい聞きます」

「ギルド長は明日の昼にギルド長室にいらして欲しいとのことです、遅れればもう用件はお聞きにならないとの事です」

「分かりました、明日の昼ですね、教えていただきありがとうございます」


 受付嬢にお礼を言って、ニラダ達は受付から離れて一度テーブルに着く。


「ニラダ、明日の昼ならクエストは受けていないし、話を聞きに行けるな」

「そうだな……」

「どうしたのニラダ君?何か不安そうだけど」

「カーリソンギルド長と師匠がどれほどの結びつきかは分からないけどお互い全く知らないって事はないだろう」


 ニラダは自分の師であるガンディーとカーリソンギルド長がどれほど結びついているかは分からないものの、活動期間を考慮すると関りがない事を口にする。


「確かにそうだけど、なにか心配なことでもあるの?」

「なんとなくだが師匠の新人の頃の態度をドットおじさんから聞いて、カーリソンギルド長は当時は既にそれなりに実績をあげていた冒険者だ、当時の師匠を快く思わなかったかもしれないと思うと……」

「その弟子であるあなたにどんな事を言うか分からないって事?」

「ああ、もしかしたらその為に俺達の要望を受け入れた可能性もあるかもしれない」

「だけど、ギルド長がお前とお師匠さんの関係性を知っているとは限らないんだろう?」


 ジャンの疑問に対してニラダは返答をする。


「まあ、そうだけど、引き受けてくれたのがどうも引っかかるんだよな」

「まあ、お昼にとりあえず行ってみましょう、それこそ行かなかったら失礼に値するからね」

「ああ、分かっているよ」


 カーリソンギルド長に会う為に明日のクエストは受けない事を決めたニラダ達『成長しあう者達』はその日は解散し、そして翌日の昼を迎えた。


「あ、ニラダ君おはよう、っていうかもうすぐお昼だし、こんにちはかな」

「ミヨモ、なんか緊張してあまり眠れなくて早めに来てしまった」


 ほどなくしてティアとジャンも到着し、4人はギルドへと入っていった。

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