表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/283

用件を伝えると

 ニラダ達が現在デデンの街にいる者でドット以外にニラダの師匠であるガンディーを知っていそうな者でカーリソンギルド長の名が浮かび、すかさずミヨモがカーリソンギルド長に用件を伝えたいと受付に話すが、ニラダ達より個人的事情でカーリソンギルド長の手を煩わすわけにはいかないとミヨモを諭し、そんな中ジャンより1つの提案がされ、それに対してニラダが質問をする。


「ジャン、どういう事だ?俺の師匠としてじゃなく冒険者として聞けばいいというのは?」

「個人的な事情でお前の師匠の話ができないなら、冒険者としての活動内容やどんな功績を残しているかを聞く分には問題ないんじゃねえのかって意味だよ」

「なるほど、有名かつ高ランクの冒険者の勉強をしたいとカーリソンギルド長からご教授を願うという名目ならカーリソンギルド長がこっちのお願いを聞くハードルは下がるわけね」

「そういう事、俺達が勉強熱心って事で印象も良くなってランクアップに少しは有利になるかもしんねえしな」


 ティアもジャンの考えをくみ取り、カーリソンギルド長が自分達の話を聞く可能性は高まるかもしれないと期待する発言をするが、どうもまだニラダは腑に落ちない点があり、それを口にする。


「うーーーん、勉強熱心でランクアップはちょっと怪しいけど、もしかしたらカーリソンギルド長は俺と師匠の関係も知っているかもしれないしな、それを理由に断るかもしれないぞ」

「まあ、それなら仕方ねえよ、とりあえず聞くだけ聞いてみようぜ、ミヨモもう1回受付に言って、用件を伝えてくれ」

「うん、行ってくる」


 再びミヨモは意気揚々と受付に向かい受付嬢に話しかける。


「あ、すいません、さっきのカーリソンギルド長への用件なんですけど、ガンディーさんっていう今はSランク冒険者の事で教えてもらいたい事があるんですけどいいですか?」

「ガンディー氏についてですか、現在ギルド長は不在ですので後日お知らせするという形になるのですがよろしいですか?」

「はい、お願いします」

「ではそのようにカーリソンギルド長にお伝えしておきます」


 受付嬢がミヨモからの用件を伝えておくことを話すとミヨモはニラダ達の元に戻り、状況を伝える。


「みんな、用件を伝えたよ」

「お疲れ様、ニラダ、これでとりあえずはギルド長の返事待ちね」

「まあ、この間にクエストもこなしながら待とうぜ」

「ああ……」


 とりあえずガンディーについての事を知りたいという話はカーリソンギルド長に伝えられることになるがニラダはどんな話がされるかの不安を覚えていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ