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最強賢者のRe:スタート~魔法を極めた賢者は、転生して最強の勇者を目指します~  作者: 夢見叶


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54/61

54、お祭り

 一週間が過ぎたある日のホームルーム、


「皆さん明日が何の日かわかりますかー!」


 担任のアリシアが問いかけてくる。

 すると、


「明日は五百年前、勇者様方のパーティーが魔王を封印してこの世界に平和をもたらした記念日です」


 そんな記念日が出来ていたとは知らなかった。

 五百年前の王都を去って以来戻って来ていなかったし、この世界に転生してからは田舎暮らしでこんな祭りがあることを知らなかった。

 

「そうですね。この王都では毎年この日を祝して祭りが行われています。とても歴史のあるお祭りですので皆さんも用事がなければ是非参加してく下さいね。ただし、羽目を外しすぎず、勇者学園の生徒である誇りを忘れないようにしてくださいね!」

『はい!』


 アリシアの言葉に元気な返事を返すクラスメイト達。

 そんな中、一人が俺の方を見てくる。

 レーナだ。

 何かを心配している顔。

 大体の事は想像がつくが、どうしようかと少し考える。


「それでは今日のホームルームはこれで終了です。明日は学園も休みですので楽しんできてくださいね」


 アリシアが教室が出て行く。

 それと同時にクラスメイト達が騒ぎ始める。

 明日はどうするとか、自分と一緒に行かないかと女子を誘う男子など様々であった。

 そんな中、レーナが俺の元へやって来た。

 凄く言いにくさそうな顔をしている。


「……サージ、……明日の祭りなんだけどさ~……」

「行くか」

「そうだよね。ダメだよ、え!? いいの?」

「いいよ。せっかくの祭りなんだ。それに毎日の鍛錬ばかりしてても気が滅入るしな」

「やったー!」


 レーナの顔に笑顔が戻った。


「五人で回るとするか」

「うんうん」


 久しぶりにこんなレーナを見た気がする。

 たぶんこの学園に入学が決まった日以来じゃないか。


 などと思いながら俺とレーナはいつもの闘技場へとやって来て、明日の事を話す。

 すると、


「行きたい」

「いいと思うよ。僕もたまに休みが欲しいと思っていたしね」

「私は……」


 ハクアは少し考えた後口を開く。


「朝の内は少し用事がありますが、午後からなら大丈夫ですね」


 皆賛成のようで良かった。

 正直な所、学期末個人戦まで後一週間しかないのにこんなことをしていていいのかと思う所もあるが、レーナ達がここまで楽しみにしているなら良かったと思う。

 それにこんな悠長なことをしていられるのも明日で最後だろう。


「存分に楽しまないとな」

「うん。そうだね」

「楽しみ」


 二人は凄く笑顔で楽しそうだ。

 残りに一週間は今まで鍛練が待っているんだからな。

 

 心の中でそんなことを考えながら今日の鍛錬は終了した。


 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


 翌日、俺達は学園の校門前に集合した。

 午前中はハクアが用事があるということだったので、俺にレーナ、リーラ、グリューの四人で街の中を見て回ることにした。


「最初はどこから行くんだ?」

「はじめはやっぱり式典じゃないかな?」

「そうですね。式典を見ないと始まりませんね」


 レーナとリーラが言う。

 二人は凄く楽しそうなんだが、何故かグリューの表情が暗い。

 どうしたのかと思い聞いてみると、


「行けば分かるさ。たぶんお前も僕と同じ気持ちになると思うぜ」


 一体何を言っているんだと思う俺。


「そうですね。きっとサージ様も気に入られると思いますよ」

「うん。式典こそこの祭りに全て」


 グリューの言っていることも気になるが、二人がこれほど言うのだからきっといい物なんだろうと思いながら式典が行われる会場へとやって来ていた。

 すると、式典の会場にハクアの姿がある。


「来賓席か、用事とは式典の事だったのか」

「ハクア様はこの国を代表する魔術師であり、勇者学院の学院長でもあるのですし呼ばれていて当然ですね」

「そういえばそうだったな。最近ずっと近くにいたから完全に忘れていたよ」


 それにハクアは俺の弟子にとしての印象が強いし、普段も俺の事を師匠と慕ってくれている。

 そのためか、ハクアの事を昔のように考えてしまっていた。

 彼女もこの国では有名人、このような場所に呼ばれていても何の不思議もないな。


「呑気そうで羨ましいな」


 少し青ざめた顔のグリューが俺の肩に手をのせて言ってきた。


「何をそんなに嫌そうな顔をしているんだ」

「さっきも言ったがもうすぐ分かるさ。僕は少し離れた場所で見ているから二人のそばにいてやれ」


 それだけ言ってグリューは人混みをかき分けて木陰へと移動してしまった。

 あのグリューがあれほどになるなんてよっぽど何かあるのかと思いながら二人のそばへと移動。


「サージ様、もうすぐ始まりますよ」

「前!」


 二人が指さす方へと目を向けると、この国の国王が立っていた。


「今年もこの日を迎えられたこと嬉しく思う」


 国王の言葉をのべて、式典、そして祭りが開始されたのだ。

 最後までお読みいただきありがとうございます


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