1話 人気ラノベ作家 シュガー先生
お願いします!
シュガー先生……それは俺の幼なじみ佐藤佑香だった。まさかあいつがあの超人気ラノベ作家なのかよ!
サイン会が終わって、佑香がやってきた。ていうより俺が待ってたんたが……
「なんであなたがいるわけ? 」
「それはこっちのセリフっていったろ? お前が人気ラノベ作家とは驚いた」
「別に」
「シュガー先生が佑香とはなぁ。これはいいネタにできそうだな」
「やめて」
「冗談冗談。それよりシュガー先生って佐藤が苗字だがらって安直すぎるだろ」
「大丈夫……それにそれ以外の意味もあるし、この”シュガー"には」
「そうかそうか。で佑香は何を気にしてるんだ? 」
「………あなたは変だと思わないの? 」
「アホか。ラノベの世界に佑香をいれたのは俺だぞ。まあ佑香には才能があった訳だし」
「私の作品面白い? 」
「ああめっちゃ面白いよ」
「えへへ〜。それならよかった! 」
「本当調子狂うわ。でおまけとはいってなんだが」
「うん? 」
「ラノベを教えてくだせぇ! 」
「あの〜普通これって逆じゃない? 」
「うるせぇ! 佑香がすごすぎるだけだ! 」
「で批判王子なんでしょ? ネットで話題に上がってたから知ってるわ。あの書き方は東伍だもんね」
「恥ずかしいな……で面白かった? 」
「とりあえず、なんやかんやで異世界転生したのに急に学園ラブコメが始まったかと思えば、主要キャラ死ぬホラー小説になってるし何が面白いの? 」
「ごめんなさい」
「で東伍は私みたいな作品を作りたいんでしょ? 」
「そうだよ」
「だったらまずは文章の書き方を学びなさい」
「そこをなんとか教えてくだせぇ! 」
「うっ……仕方ないわね。ちょっとだけよ」
「うわーー佑香神ぃぃぃ」
そして月曜日になった。週明けはだるい。なおかつそして今日から俺のラノベ面白計画が始まる訳だが、
「とりあえずイラスト描ける人いないの? 」
と佑香に言われてみたので探すことに。まあ夢は書籍化だし、今年の冬コミに試作品を出してみたり、小説家になりましょうで人気になって書籍化だったりするからまあちょうどいいだろ。だがしかし……
「知ってる人が1人しかいねぇ……」
しかもその1人はーー
「私よ!! 」
「うわぁっ! びっくりしたぁ」
「私の名は並木 詩よ。みんなよろしくね!! 」
「詩先輩なんすかそのノリ……そして謎の説明口調」
「まあそれは置いといて。あなたイラストレーター探してるのよね? 」
「いや詩先輩さ、昔俺と喧嘩したしあの気まずいっていうか……」
「それは気にしてないって言ったじゃない。さっ! イラストはまーかーせーなーさーいーー! 」
詩先輩は超面倒。以上。
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